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2014年10月30日

エピソード260:全館空調は良し悪し

 エクセレントゼミナールの入居するYK-7ビルは8:00〜19:00までは全館空調システムになっています。


 この全館空調システムは、オフィスビルやホテルなどで採用されることが多く、エレベータも含めた電気料金(水道代も)を各テナントの専有面積に応じて按分するというもので・・・毎月支払う電気代は、ビル全体の電気料を按分したものと各テナントスペースごとの個別電気料金の2本立てになっています。


 普通のオフィスであれば、テナント面積あたりの人口密度は一定なので、ある程度は全館空調のみでまかなえるのですが・・・塾という場所は、生徒が登塾しはじめた頃から室内の温度が上がり・・・1コマ目の授業が終わる時刻には、かなり暑くなります。


 大人一人あたりが発する熱量は約100キロカロリー、子供なら一人あたり約150キロカロリーと言われますから・・・一部屋に生徒が15人もいれば、家庭用クーラー1台の熱量に匹敵するため、基本的にエクセレントゼミナール内での個別空調は年間通じて冷房を使うことになります。つまり冬場は、ビルの全館空調システムによる暖房を個別空調の冷房で相殺するハメになるわけです(苦笑)


 以前入居していたビル(現在はマンションに建て替えられました)と違い、ビル清掃もきちんとしていて、ゴミなども業者さんが毎日収集してくれるし、セキュリティも8:30〜21:30以外の時間帯はビルの出入口がロックされていて外から侵入できず、ビルの管理人さんも常駐していて,各階の監視カメラなども完備されている、と申し分ないのですが(その分共益費は高いです・・・泣)、全館空調だけが良し悪しなわけです。


 主婦の皆さんならば、東京電力の「でんき家計簿」などを利用して電気代を管理している方も多いのではないかと思いますが・・・YK-7ビルの場合は、ビルオーナーさんから毎月送られてくる請求書に、賃料・電気代(電気基本料・電灯使用料・動力使用料・全館空調使用料の4つに分かれて記入されています)・水道代などの詳細が書いてあるので、私は毎月請求書を見ては、ため息混じりにじっと眺めているわけです(笑)


 東電の値上げと消費税の値上げのために、昨年と比べるとかなり電気代が値上がりし・・・毎月支払う電気代が,かなり頑張って節約しても月7万円強!! もちろん、ほぼエレベーター代にあたる動力使用料が月額2万円もかかっているので、どんなに使わない部屋の電灯を消そうが、暑くてクーラーをつけるのを我慢しても限界があるんですけどね(笑)じつはこの反動が出るのか・・・自宅ではあまり光熱費にこだわらないので、いつも家族に注意される私です(苦笑)自宅の光熱費は私の銀行口座から自動引落されるので、節約が甘いことを妻に咎められると、「どうせ俺が払うんだからいいじゃん。」と逆ギレしますが・・・会社の電気代はそうは行かないところが小さい会社の経営者の哀しさです(苦笑)どうか皆さま、日々の光熱費の節約に励まざるをえないシュサイに応援クリックお願いいたします!!



posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | きょうのエピソード

2014年10月28日

合否を決める一問:「H25 晃華学園中学校 第1回 算数 5」解説

(1)
 Eの部屋から出る出方は、B、D、F、Hの4通りあります。

25-kouka-zu01.jpg

 ここで、Bの部屋に出た場合を考えます。Bの部屋を出る出方は、A、Cの部屋へ行く2通りあります。その後、ちょうど4回ドアを通って、Eの部屋に戻る行き方はそれぞれ1通りずつしかありませんから、Eの部屋からBの部屋に出て、Eの部屋に戻る方法は2通りです。

25-kouka-zu02.jpg

 同じように、Eの部屋からDの部屋に出る場合も、Fの部屋に出る場合も、Hの部屋に出る場合もそれぞれ2通りとなります。したがって、ちょうど4回ドアを通って、Eの部屋へ戻る方法は、

 2×4=8(通り)

となります。


答 8通り


(2)
 ちょうど5回ドアを通って、建物から外へ出る場合は、5回目にCの部屋から建物の外に出る場合です。Cの部屋へは、B、Fの部屋からしか入れません。

25-kouka-zu03.jpg

 ここで、Eの部屋からちょうど3回ドアを通って、Fの部屋へ行く方法は下の図のように2通りあります。しかし、同じドアを2回続けて通れないので、E→B→C→Fと行くことはできません。よって、1通りになります。

25-kouka-zu04.jpg


 同じように、Eの部屋からちょうど3回ドアを通って、Bの部屋へ行く方法も1通りです。したがって、ちょうど5回ドアを通って、建物から外へ出る方法は、2通りになります。

25-kouka-zu05.jpg


答 2通り


(3)ちょうど7回ドアを通って、建物から外へ出る場合は、7回目にCの部屋から建物の外に出る場合です。Cの部屋へは、B、Fの部屋からしか入れません。また、Bの部屋へは、Eの部屋からとAの部屋から、Fの部屋へは、Eの部屋からとIの部屋からしか入れません。

25-kouka-zu06.jpg

 ここで、ちょうど4回ドアを通ってEの部屋に戻る方法は(1)より8通りです。そのうち、Fの部屋からEの部屋に戻る場合は、E→B→C→F→E、E→H→I→F→Eの2通り、Bの部屋からEの部屋に戻る場合は、E→D→A→B→E、E→F→C→B→Eの2通りあり、合わせて4通りあります。この4通りは5回目以降のドアの通り方はそれぞれ1通りずつとなります。また残りの4通りについては、5回目のドアの通り方がそれぞれ2通りずつあります。よって、ちょうど4回ドアを通ってEの部屋に戻り、ちょうど7回ドアを通って、建物から外へ出る方法は、

 4×1+4×2=12(通り)

になります。また、ちょうど4回ドアを通ってAの部屋に行く方法は1通りしかありません。同じように、ちょうど4回ドアを通ってIの部屋に行く方法も1通りしかありません。

25-kouka-zu07.jpg

したがって、ちょうど7回ドアを通って、建物から外へ出る方法は、

 12+1+1=14(通り)

になります。


答 14通り

posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 合否を決める一問

2014年10月25日

合否を決める一問:「H25 晃華学園中学校 第1回 算数 5」問題と解答

 今回は「H25年度 晃華学園中学校 第1回 算数 5番」です。この問題は場合の数の問題です。最後から戻して考えると解きやすいでしょう。それでは、がんばって解いてみて下さい!


 下の図のように建物の中にA〜Iまでの9つの部屋があり、各部屋に隣(となり)の部屋へ通じるドアがあります。また、Cの部屋にだけ、この建物から外へ出るドアがあります。図の点線部分はドアを表しています。いま、Eの部屋からスタートして移動していきます。ただし、E→H→Eのように、同じドアを2回続けて通らないものとします。次の各問いに答えなさい。


25-kouka-zu.jpg


(1)ちょうど4回ドアを通って、Eの部屋へ戻(もど)る方法は何通りあるか答えなさい。

(2)ちょうど5回ドアを通って、建物から外へ出る方法は何通りあるか答えなさい。

(3)ちょうど7回ドアを通って、建物から外へ出る方法は何通りあるか答えなさい。



答え

(1)8通り

(2)2通り
(3)14通り
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 合否を決める一問

2014年10月23日

エピソード259:主宰はシーラカンス?

 エクセレントゼミナールで使うオリジナル教材のほとんどはB5版の冊子形式ですが、近年はA4版の冊子形式のものもかなり増えました。

 ご存知の方も多いと思いますが・・・・・A版はもともとドイツの工業規格が国際標準化した紙寸法のサイズで、世界各国で使われているメジャー規格です。一方B版は、JISで画定されたローカルな紙寸法規格で、日本・中国・台湾の三国で使われているマイナー規格です。

 一般的なオフィズで使用されているのは、今は圧倒的にA版が多いのですが・・・・・中学入試や高校入試で、見開きB4サイズのテスト問題が多かったこともあり、学校や塾では相変わらずB版がオーソドックスといえます。

 実際テストのときには、受験生が隅から隅まで見渡して情報を分析できる紙面の大きさは見開きB4が適当で・・・・・見開きA3にびっしり書いてある情報を目配りしながら見落とさずに解き進むことができるのはかなり優秀な受験生だけに限られます。ですから、A4の冊子形式で入試問題を作成している学校の多くは、A版にして文字量や情報量を増やしたわけではなく・・・・・従来のB5冊子形式を拡大コピーしたようなものになっています。

 中学受験生や中学生、高校生にとっては、冊子形式のテキストもB5版、ノートのサイズもB5版の方が、かばんの中でも納まりが良いのですが・・・・・小学校低学年のテキストなどは、使用文字が大きいこともあってA版の書き込み式教材になっていて、学年が上がると文字のサイズも小さくなるので、B版に変わっていくのが一般的だといえます。

 じゃあ、なぜエクセレントゼミナールで使うオリジナル教材がA版になりつつあるのか?

 それは・・・・・私の乱視と老眼が進みつつあるのが原因で小さな文字が見えなくなってきているからです(笑)

 今は、よほど細かい数字を見るときだけはメガネを使用しますが、生まれてこのかたメガネやコンタクトには縁が無く、視力は1.0〜1.2をキープしているため、私は裸眼が基本なのですが・・・・・特に高校生に数学を教えているときなどは、対数の底が分数だったときなどは小さくて良く見えず、生徒に確認することもしばしば(苦笑) クルマの運転などには支障は無いし、教室後方の生徒がどんな表情をしているのかも良く見えるのですが・・・・・8乗根なのか9乗根なのか良く見えない(苦笑) 

 それでも大量の目薬を投与しながら目をいたわりつつ、裸眼で済ませているわけです。同僚のキャッツはそんな私を見て、「絶滅寸前の恐竜みたいだわね。ほとんどシーラカンスみたいなものよ。」と言っております。でも・・・・・メガネをかける生活をしてこなかった人間にはメガネをかけるのはうっとうしいものでして・・・・・なまじある程度の距離(30cmほど?)があればはっきり見えるため、できるだけメガネをかけずにあがいているわけです。ちなみに・・・・・この原稿もパソコンの画面に向かって裸眼で書いております(笑) 液晶画面からでるブルーライトの影響か、ブログを執筆するためにPCに向かう時間が増えてから、一気に目が悪くなった気がするのは私だけでしょうか? というわけで・・・・・多量の目薬を投与しながら裸眼でブログを書くシュサイに応援クリックをお願いいたします!!


posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | きょうのエピソード

2014年10月16日

合否を決める一問:「H25 女子学院中学校 算数 4」解説

(1)
J校のボートとG校のボートが6分後にすれ違い終わったとき、2校のボートが進んだ距離の和は、

 4015+2.6+2.4=4020(m)

です。

25-jg-04-01.jpg

よって、J校のボートの下りの速さとG校のボートの上りの速さの和は、

 4020÷6=(分速)670(m)

 670÷1000×60=(時速)40.2(km)

となります。ここで、J校のボートの下りの速さとG校のボートの上りの速さはそれぞれ、

 J校のボートの下りの速さ=J校のボートの静水での速さ+川の流れの速さ
 G校のボートの上りの速さ=G校のボートの静水での速さ−川の流れの速さ

ですから、

 J校のボートの下りの速さ+G校のボートの上りの速さ
=J校のボートの静水での速さ+G校のボートの静水での速さ


となります。この和が時速40.2kmで、J校のボートの下りの速さが時速21kmですから、G校のボートの静水での速さは、

 40.2−21=(時速)19.2(km)

となります。


答 時速19.2km




(2)
まず、計算しやすいように速さの単位を分速にそろえます。

J校のボートの静水での速さ=19.8×1000÷60=(分速)330(m)
川の流れの速さ=3.3×1000÷60=(分速)55(m)
J校のボートの下りの速さ=330+55=(分速)385(m)

G校のはじめのボートの静水での速さ=330−5=(分速)325(m)
G校のはじめのボートの下りの速さ=325+55=(分速)380(m)
G校の途中からのボートの静水での速さ=325×(1+0.04)=(分速)338(m)
G校の途中からのボートの下りの速さ=338+55=(分速)393(m)


 ここで、A地点からB地点の11m上流のところまでの距離は、

 4015−11=4004(m)

ですから、J校のボートがB地点から11m上流のところまで進むのにかかる時間は、

 4004÷385=10.4(分間)

です。
25-jg-04-02c.jpg
 

 よって、G校のボートは、はじめ分速380mで進み、途中から分速393mで進んで、10.4分間で合わせて4004m進んだことになりますから、つるかめ算を利用して考えます。

25-jg-04-03.jpg

 分速393mで10.4分間進むと、

 393×10.4=4087.2(m)

進みます。実際に進んだ距離4004mとの差は、

 4087.2−4004=83.2(m)

です。よって、分速380mで進んだ時間は、

 83.2÷(393−380)=6.4(分間)

となります。

25-jg-04-04.jpg

したがって、G校のボートが速さを変えたのはA地点から

 380×6.4=2432(m)

のところです。



答 2432m
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 合否を決める一問