左の画像をクリックすると、エクセレントゼミナールホームページが新規ウィンドウで表示されます。

主宰のブログの記事をカテゴリー別に見やすいように、カテゴリーページを作成しました。
右の画像をクリックすると、便利なカテゴリーページが新規ウィンドウで開きます。

エクセレントゼミナール ブログカテゴリーページ

 「主宰のブログ」の記事はあなたにとって有益でしたか?
 有益だと思った方は、一日一回、下の各ランキングバナーをクリックしてください
 読者の皆様の応援があるかぎり、「主宰のブログ」を書き続けます!!

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ FC2ブログランキングへ 人気ブログランキング

2023年06月30日

塾対象説明会レポート:麗澤中学校

 麗澤中学校は、千葉県柏市にある男女共学の中高一貫校で、1935年(昭和10年)に道徳科学専攻塾(麗澤大学・高校等の前身)として開設されました。JR南柏駅からバスで約5分のところにあります。昨年度より南柏駅からの直行便が朝9本、夕方10本運行されています。また、南柏駅や東武野田線新柏駅から徒歩で通っている生徒もおり、千葉県のみならず、埼玉・茨城・東京からの生徒も多くの生徒が通っています。なお、来年度、麗澤大学に工学部と経営学部が新設される予定です。
 

麗澤中学校の校舎です。

 6年間のコース制「叡智コース」がスタートして今年で9年目となります。叡智コースには「アドバンスト叡智コース(AEコース)」「エッセンシャル叡智コース(EEコース)」の2コースがあります。AEコースは、東京大学をはじめとする最難関国立、国立医学部への進学を目指します。高度な教科学習を基盤としながら、より洗練された広い深い学びを培います。EEコースは、高1までは共通カリキュラムで学んだ上で、高2から目標進路別のクラス編成を行い、志望進路の実現を図ります叡智TKコースの目標大学は、難関国立大学・国公立医学部叡智SKコースの目標大学は、難関私立大学と国公立大学です。

麗澤中学校の正門です。

 2023年度中学入試では、AEコースの志願者数1020名(+150名)大幅に増加しました。また、平均点、合格最低点も上昇し、受験生にとっては厳しい入試となりました。

 2024年度中学入試の変更点は、2点あります。
@募集定員の変更
AEコース 75名(+20名)
EEコース 75名(―20名)
A学外試験会場の変更
第1回〜第4回 全て船橋会場(ホテルフローラ船橋)で実施

2024年度中学入試 
・日程、募集定員
 第1回 1/21午前 AE30名、EE30名
 第2回 1/25午前 AE25名、EE30名
 第3回 1/28午後 AE15名、EE15名
 第4回 2/1午後  AE 5名、EE若干名
・受験科目
第1回、第2回
AEコース
 国語・算数(各120点満点)、理科・社会(各50点満点)
EEコース
 国語・算数(各100点満点)、理科・社会(各50点満点)または、
 国語・算数(各100点満点)、英語(50点満点)
 理科・社会選択者と英語選択者は別基準で合格を判定する。
第3回、第4回
AEコース・EEコース共通
国語・算数(各100点満点)
・第1回〜第4回入試で、本校会場に加えて、船橋会場の入試を行います。
・AEコースは、国・算を1.2倍とする傾斜配点です。
・各回の成績上位合格者に、特別奨学生合格があります(2024年度予定)。
第1種奨学生:初年度80万円支給(50万円+入学金相当額)2、3年度50万円支給
第2種奨学生:初年度60万円支給(30万円+入学金相当額)2、3年度30万円支給
第3種奨学生:初年度30万円支給(入学金相当額)
第1種、第2種は、原則として3年間(毎年資格審査を行う)。第3種は初年度のみ。

 大学入試結果は、国公立大の現役合格者数は21名で、2022年度29名から8名減少しました。また、早慶上理ICUの現役合格者数は28名GMARCHの現役合格者数は77名でした。

食堂「けやき」です。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の麗澤中学校の累計合格実績は79%(29名受験23名合格)です。

 最後に、入試説明会等の詳細は、 こちら まで。

 以上です。今回の塾対象説明会レポートが参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 塾対象説明会レポート2023

2023年06月23日

塾対象説明会レポート:専修大学松戸中学校

 専修大学松戸中学校千葉県松戸市にある男女共学の中高一貫校で、中学校を開校してから21年目になります。JR常磐線北松戸駅からアップダウンのある道を歩くこと10分。東館が中学校教室棟、南館が高校1・2年生教室棟、北館が高校3年生教室棟となります。英語教育の発信基地ともなるアンビションホールは他の校舎とは国が違うような、まるで海外の教室にいる雰囲気を醸しだしています。充実した英語教育を目指している専修大学松戸中学校の気持ちの入れ方が伺えるようです。

アンビションホールです。

 他にも川崎記念館(図書館)、多目的ホール、第1、2体育館と充実した施設となっております。また、それらの校舎、会館を合わせた面積とほぼ同等のサイズを誇る人工芝のグラウンドは圧巻です。人工芝は今年度4月に張り替えたばかりです。


人工芝のグラウンドです。

 専修大学松戸中学校英語教育に非常に力を入れており、英語の4技能(話す、聞く、読む、書く)を学び、〈使える英語〉を増やすことを目標としています。授業は週7時間+放課後講座1時間(全員必修or指名制)となっています。
 週5時間は「New Treasure」をメインテキストとして基礎作りを徹底的に行います。
 週2時間はネイティブ教員と日本人教員がチーム・ティーチングで1クラスを2つに分けて英会話の授業を行います。
 中学の修学旅行は、全員で13日間、アメリカのネブラスカ州へ行ってきます。プログラムは、ネイティブ教員が考えた本校独自のオリジナルになっています。サマースクールへの参加やホームスティ(3泊4日)、姉妹校LUX中学校との交流、開拓者村博物館訪問などのプログラムを行います。今年度は、久しぶりに実施することができるようになりました。

 中高一貫生は、高校進学後は外進生と別類型、別クラスになっており、効果的な先取り学習を行っています。クラス編成は、以下のようになっています。
中1 全員同一の授業内容
中2 英数の習熟度別授業あり
中3・高1 習熟度別クラス編成XI類(選抜クラス)1クラス、XU類4クラス
高2・高3 理系・文系に分かれる
 中3から1クラス選抜クラスを設けています。また、中3以降の類型は、進級時に転類も可能です。
 大学受験時の指定校推薦はA類およびXU類が対象の為、XT類は利用できません。

東館の中学校教室棟です。

 2023年度中学入試結果について
 受験者数第1回1520名(11名増加)第2回672名(71名増加)第3回190名(20名減少)で、全体では62名の増加となりました。第1回入試では今年度も昨年度同様1500名を超えました。また、第1回入試では、東京からの受験生が5割を占めています
 合格者数第1回609名(51名減少)第2回126名(15名減少)第3回49名(28名増加)となりました。第1回入試合格者のうち、79名特待生合格でした。
 実質倍率第1回2.5倍(+0.2)第2回5.3倍(+1.0)第3回3.9倍(―6.1)でした。
合格最低点は、
 第1回 男子210点、女子210点
 第2回 男子200点、女子200点
 第3回 男子198点、女子198点

 となりました。第1回第2回入試とも200点以上となっています。
 また、第2回入試合格者126名のうちの50%は、第1回入試で不合格になった受験生で、第3回入試合格者49名のうちの90%再挑戦をした受験生ですので、第1回第2回入試不合格になっても、第2回第3回と伸びていっている受験生は多くいますので、粘り強い受験が必要です。
 入学者数は男女合計で152名です。

 2023年度中学入試でも、英検取得者に対する優遇措置を導入しました英検で3級以上を取得している受験生に対して、取得した級に応じて学科試験の合計点に加点します。加点する点数は、2級以上が10点、準2級が7点、3級が5点となります。
 今年度の優遇対象者数は合計で104名、合格者数は61名、入学者数は14名で、昨年度より増加しました。

 2024年度中学入試は、大きな変更はありません。詳細は9月上旬にホームページ上に掲載されます。

 中高一貫生(18期生)143名の2023年度大学合格実績は、国公立大が、東京大1名、北海道大1名、東京農工大2名、千葉大5名、筑波大1名、秋田大(医)1名など計20名で、昨年度の19名とほぼ同数でした。私立大早稲田大4名、慶應大3名、上智大8名、東京理科大15名、GMARCHは合計で65名専修大への内部推薦は18名でした。また、進学先は国公立大が12%、早慶上理が14%、専修大推薦が13%(例年10%弱)となっています

専修大学松戸中学校の正門です。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の専修大学松戸中学校の累計合格実績は65%(37名受験24名合格)です。

 最後に、中学校説明会等は、 こちら を参照してください。

 以上です。この説明会レポートが参考になった方は応援クリックをお願いします。
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 塾対象説明会レポート2023

2023年06月16日

塾対象説明会レポート:立教女学院中学校

 立教女学院中学校は、杉並区久我山にある女子の完全中高一貫校です。最寄駅の京王井の頭線三鷹台駅からは徒歩1分とすぐ近くにあります。たくさんの緑に囲まれたキャンパスの広さは、約5万平方メートルあり、中・高の他に同じ敷地内に小学校もあります。

緑が多いキャンパスです。


 大学進学について、この春卒業した生徒の立教大学へ進学した生徒は122名で、卒業生の65.9%でした。また、立教大学への推薦受け入れ枠は121名から151名に増え、2024年度高3生より201名に拡大します。


 立教女学院がめざす女性は「知的で品格のある凛とした女性」です。これを以下の5つの教育目標にまとめています。



5つの教育目標
1.他者に奉仕できる人間になる。
2.知的で品格のある人間になる。
3.自由と規律を重んじる人間になる。
4.世の中に流されない凛とした人間になる。
5.平和をつくり出し、発信する人間になる。

この教育目標を具体的には次のように実践します。
1.毎朝の礼拝、土曜集会、ボランティア活動を大切にする。
2.バランスのとれた基礎学力に基づく論文作成をめざす教科教育は勿論のこと、特にARE学習、語学教育を大切にする。
3.自分たちで考え、判断し、行動するために自治活動等としての生徒会活動を大切にする。
4.平和教育から自分に何ができるか考えることを大切にする。

ARE学習とは、
1.テーマ、課題を自ら求める・・・・・・・ASK
2.テーマに基づき徹底的に調べる・・・・・RESEARCH
3.プロセスと結果を言語化して発表する・・EXPRESS
という1〜3の三つの英単語の頭文字を取って命名した名称です。


 2000年度より、総合的な学習にあたる時間に、自らの問いを調べてまとめることにより自学自習能力を養う「ARE学習」を行っています。この学習により将来の生きる基礎となる学力を養い、広く社会に貢献できる人間になることを目指しています。2003年度からは高校3年生でも「ARE学習」で、卒業論文を書いています。


坂下門です。三鷹台駅から徒歩1分です。


2023年度中学入試結果

一般入試
・志願者数 353名
・受験者数 334名
・合格者数 136名
・合格最低点(300点満点)
176点

・合格者平均点(国語90点、算数90点、社会60点、理科60点)
国語63.4点、算数51.8点
社会41.6点、理科33.2点
4科189.9点

・受験者平均点(国語90点、算数90点、社会60点、理科60点)
国語57.56点、算数44.17点
社会37.41点、理科29.86点
4科169点

帰国生入試
・志願者数 44名
・受験者数 40名
・合格者数 21名

各科目より 
国語(90点満点)
第1問 説明的文章(2000字程度)
工藤尚悟『私たちのサステイナビリティ―まもり、つくり、次世代につなげる』
得点に差のついた問題
問三 選択問題
受験生得点率  43.1%
合格者得点率  51.5%
不合格者得点率 36.9%
問五 本文内容の理解を問う抜き出し問題
受験生得点率  52.2%
合格者得点率  64.8%
不合格者得点率 43.6%

第2問 文学的文章(4000字程度)
濱野京子『空と大地に出会う夏』
得点に差のついた問題
問五 心情を問う選択問題
受験生得点率  77.8%
合格者得点率  88.2%
不合格者得点率 70.7%
問六 心情を問う選択問題
受験生得点率  61.4%
合格者得点率  74.3%
不合格者得点率 52.8%

算数(90点満点)
大問別受験生得点率。( )内は合格者得点率。
問題1 配点54点 平均点32.2点(36.6点)
問題2 配点12点 平均点7.3点(8.4点)
問題3 配点11点 平均点3.3点(4.2点)
問題4 配点13点 平均点1.4点(2.5点)

社会(60点満点)
分野別受験生得点率
地理的分野(大問1)不明
歴史的分野(大問2)51.1%
公民的分野(大問3)61.8%

理科(60点満点)
分野別受験生得点率
大問1 物理分野 46.19%
大問2 化学分野 不明
大問3 生物分野 66.07%
大問4 地学分野 49.25%

 最後に、公開行事の詳細 こちら まで。

 以上です。この塾対象説明会レポートが参考になった方は、応援クリックをお願いいたします!! 
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 塾対象説明会レポート2023

2023年06月09日

塾対象説明会レポート:三輪田学園中学校

 三輪田学園中学校は、千代田区九段北にある女子の完全中高一貫校です。1887年に開校し、今年度は137年目になります。2021年度から制服がリニューアルされました。

新しくなった制服です。

1.三輪田学園の伝統・校訓・教育理念
@伝統 1887年創立の伝統
A校訓 「誠のほかに道なし」
 誠実であることが人として最も大切な在り方・生き方である
B教育理念「徳才兼備」
 徳:豊かな人間性
 才:高い知性

2.三輪田学園がこれからも大切にすること
 生徒の遅刻や欠席が少ない、安心して通える学校
 生徒ひとり一人に向き合い、生徒の希望進路のためにできることは何でもする。

3.自らの人生を自分自身で切り拓いていくことのできる逞しくもしなやかな女性」となるための盾と矛
@自分自身を守る「盾」
 人間教育:「誠のほかに道なし」
 教科教育:英語とICTの力
A人生を切り拓く「矛」
 得意科目からのアプローチ
 哲学対話、卒業論文、MIWADA-HUBなど興味関心からのアプローチ

2024年度入試の変更点
・一般入試募集人数の変更
 第1回 2/1午前A 60名募集(70名募集)
 第2回 2/2午前A 40名募集(35名募集)
 第3回 2/3午前A 25名募集(20名募集)
(  )内は2023年度

・帰国生入試B方式
@2020年度以降に取得した英語検定3級以上または各種英語検定でCEFR A1レベル以上(要相談)が出願条件
A英検協会発行の「CSEスコア証明書」を事前に郵送で提出
B下記英語の、みなし点と算数の合計点で判定
 英検 3級(CEFR A1レベル)    :80点
 英検準2級(CEFR A2レベル)    :90点
 英検 2級(CEFR B1レベル)以上  :100点

・出願締切
 第2回 2/2 前日2/1 23:59締切
 第3回 2/3 前日2/2 23:59締切
※前日までの出願となります。

2023年度中学入試結果
 全体的に応募者数、受験者数とも増加し、前年度比で140%を超えましたまた、英検利用入試も受験者数が増加しました。

各科目から
・国語
出題方針・見たい力
 8000字以上の長文問題を出題。ボリュームのある本文を制限時間内に集中して読み解く力を求めている。また読み取った内容を様々な形式でアウトプットする力を見たい。
出題分野・内容
・本文のジャンルに特定の偏りはない。小説・随筆・説明文などテーマも様々。
・選択問題、抜き出し、空所補充による説明文作成、記述問題などをバランスよく出題する。
・知識問題から本文全体のテーマ理解まで、総合的な国語の力を問う。
・漢字は読み書きで15題程度、語句の知識や慣用句は、原則として本文に即した形で問う。
・副詞(「まったく」「かなり」など)・接続詞(「しかし」「そして」など)やの空所補充は頻出。
・記述問題は50字程度の字数を出題することもある。部分点を取れるかどうかで差がつく。
・抜き出し問題では的確に設問の意図を読み取って答えることが重要。
・漢字は教育漢字から出題されるが、語彙や四字熟語で差がつきやすい。
・文章中で比喩表現として使われている短いフレーズが何を意味するかを考えさせる問題が出題された。

・算数
出題方針・見たい力
小学校の算数で習う基本的内容が理解できているか。問題文やグラフ、表を読みとり、解法を導く力が身についているか。途中の考え方や途中式を書くことができるかを求めている。
出題分野・内容
 大問1:四則演算、(  )の有無による計算順序、通分約分の正確性
     特に(  )の有無による計算順序と、小数点第三位までの小数計算は差が付いた。計算練習はスピードよりも正確さを重視してほしい。
 大問2:比・割合・金額・速さなど、基本的内容を問う小問を1行6題で出題。短文から読み取れる内容を正確に理解する力が必要。
 大問3、4、5:グラフや表、平面・空間図形を把握する問題。必要な情報を読み取り、他者に自分の考えを伝える力(途中式)を求めている。三角形、対角線の長さから正方形の求積などの問題に慣れておくとよい。
 ※比・割合の問題、円周率を3.14として計算する問題、グラフからの読み取り問題は必ず出題している。

・社会
入試問題の基本方針
基本的な知識を問う問題を出題する。グラフや資料を読み取る問題では、使うべき情報を正確に見極め、基本的な知識と結び付けて解答できる力を問う。論述問題も出題するため、文章を読み取る力と作文能力が求められる。また、時事問題も出題するので、日頃から社会の動きに気を配っておく必要がある。
出題分野・内容
・地理・歴史・公民各分野から満遍なく出題する。
・都道府県名や庁所在地を問う問題は必ず出題する。正しい漢字で書けるように。また、地図上の位置がわかるようにしておく。

・理科
入試問題の基本方針
 理科の4分野(物理・化学・生物・地学)から満遍なく出題する。小学校の教科書に載っている内容がきちんと理解できているかどうかを確かめる問題を多く出題する。特に実験や観察においては、どのような材料・薬品を用いて、どのような手順で行えばよいのかを理解し、その結果から考察したことを自分の言葉で説明できるようにしておくと良い。また、表やグラフの読み取り、基本的な計算問題、グラフを描く問題も出題する。さらに、身のまわりの自然現象に興味関心を持っているかという観点も加えながら問題を作成している。
※応用問題で求められる力
@文章から情報を正しく読み取り、状況の整理をする能力。
A表から何が起こっているかを推察する能力
B答えを導き出す思考力と計算能力。

教室棟です。

 以前との比較
 三輪田学園は現在大きな変革期を迎えたと言えるでしょう。新しい取り組みがしっかりと軌道に乗り、実績につながってきています。

 女性の社会進出や男女共同参画社会が推進される世の中で、男女別学校の意義を見出し、自立した女性を育てるという三輪田学園の方針に沿って、社会の変化に対応できる能力を身に付けることを重視しています。特に近年は探求学習に力を入れており、与えられた課題をこなすだけではなく、自ら課題を発見し、持っているツールを有効に活用しつつ、解決へと導くことのできる生徒を育てようとしていることが分かります。

 昨年はそういった新しい取り組みについての紹介が多く、進学実績の改善に向けた具体的な対策について語られませんでしたが、今回は受験に向けた自己管理能力と学力の向上に様々な角度からアプローチしていることが分かりました。

 伝統女子校の良さをそのままに、新しいことに挑戦しているようです。


 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の三輪田学園中学校の累計合格実績は89%(9名受験8名合格)です。

 最後に、学校説明会等の詳細は、こちら  まで。

 以上です。この塾対象説明会レポートが参考になった方は、応援クリックをお願いいたします!!
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 塾対象説明会レポート2023

2023年06月02日

塾対象説明会レポート:春日部共栄中学校

 春日部共栄中学校埼玉県春日部市にある中高一貫校です。中入生(一貫生)と高入生は高校の3年間でクラスが交わることのない併設型の中高一貫校です。勉強だけでなくスポーツにも力を入れており、野球部や水泳部をはじめとして目覚ましい結果を残しています。2017年に体育館が建替えられ、「至誠館」と名付けられました。塾対象説明会はこの至誠館で行われました。

至誠館です。

 一昨年から学校改革に取り組んでおり、大きなところでは
〇2期制
〇授業時間45分の7時限
〇完全週5日制
〇プログレッシブ政経コース・IT医学サイエンスコースのコース別入試
への変更が挙げられます。

 特にコース別入試はこれから学校を検討する受験生にとって関心の中心でしょう。コース別入試は入試問題は共通ですが、それぞれの出願コース別に合否の結果が出ます。2023年度は全ての入試回で、IT医学サイエンスコースの方が合格最低点が高くなりました。
 文系・理系の選択だと考えられかねないコース名ですが、これらのコースは授業後にコース別のプログラム(後述します)を履修するという点で異なっているのみで、文理選択のように教科科目ごとの授業の時間数が変わるということではありません

コース別のプログラムとしては、
〇プログレッシブ政経コース
・金融講座
・ディベート
・ビブリオバトル
・国際関係特講
・模擬国連

〇IT医学サイエンスコース
・カブトムシ・水耕栽培の研究
・googleスプレッドシート、フォームの習得
・pythonの習得
・医学部特講
・情報オリンピック

 などが用意されているようです。プログレッシブ政経コースは「圧倒的な英語力」IT医学サイエンスコースは「圧倒的な数学力」とパンフレットには記載されていますので、コース毎に重点を置く科目は異なるようです。小学生の時点で将来的な進路を考えることは難しいでしょうが、すでに何かの分野に興味がある人にとっては魅力的に映る人も多いでしょう。

中学校の校舎内の様子です。中学校の校舎の中には植物があり、とても明るいです。

2023年度中学入試について
2022年度から入試制度が大きく変更されました。
入学後のコースに合わせて「IT医学サイエンスコース」・「プログレッシブ政経コース」別の出願になりました。出願時に関心のあるコースを選択して受験することになります。

実倍率は以下のようになります。
第1回(1/10)
〇午前4科
IT医学サイエンスコース:1.60倍
プログレッシブ政経コース:1.46倍
〇午後4科
IT医学サイエンスコース:1.58倍
プログレッシブ政経コース:1.38倍
〇午後2科
IT医学サイエンスコース:1.71倍
プログレッシブ政経コース:1.53倍

第2回(1/11)
〇午前4科
IT医学サイエンスコース:1.66倍
プログレッシブ政経コース:2.05倍
〇午後4科(特待入試)
IT医学サイエンスコース:2.54倍
プログレッシブ政経コース:3.11倍
〇午後2科(特待入試)
IT医学サイエンスコース:3.36倍
プログレッシブ政経コース:2.80倍

第3回(1/13)
〇午後2科
IT医学サイエンスコース:1.49倍
プログレッシブ政経コース:1.33倍
〇午後1科
IT医学サイエンスコース:1.46倍
プログレッシブ政経コース:募集していません

第4回(1/15)
〇午前2科(特待チャレンジ入試)
IT医学サイエンスコース:1.45倍
プログレッシブ政経コース:1.33倍

2024年度入試について
・大きな変更点はありません。
・出願時に、プログレッシブ政経コースか、IT医学サイエンスコースのどちらかを選択します。
・スライド合格あり。
・1/11午後の特待入試では、合格者全員が特待合格となります。
・1/15午前の特待チャレンジ入試では、特待合格を多めに出します。
・昨年度から午後入試の発表が当日の23時となりました。
・第1回午後、第3回午後は大宮会場で受験可能。
・全回で特待合格あり。

・算数
 昨年度から、大問1を2題から5題に増やし、大問2を5題から3題に減らし、解きやすくなりました。
・理科
 今年度から、大問1が解きやすい問題に変更になります。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の春日部共栄中学校の累計合格実績は88%(94名受験83名合格)です。

春日部共栄中学校の校舎です。

 最後に学校説明会の詳細は、 こちら  まで。

 以上です。この塾対象説明会レポートが参考になった方は、応援クリックをお願いいたします!!
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 塾対象説明会レポート2023