左の画像をクリックすると、エクセレントゼミナールホームページが新規ウィンドウで表示されます。

主宰のブログの記事をカテゴリー別に見やすいように、カテゴリーページを作成しました。
右の画像をクリックすると、便利なカテゴリーページが新規ウィンドウで開きます。

エクセレントゼミナール ブログカテゴリーページ

 「主宰のブログ」の記事はあなたにとって有益でしたか?
 有益だと思った方は、一日一回、下の各ランキングバナーをクリックしてください
 読者の皆様の応援があるかぎり、「主宰のブログ」を書き続けます!!

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ FC2ブログランキングへ 人気ブログランキング

2008年07月02日

エピソード27:歴史上の重要人物は文化人?

 文部科学省が6月27日に「特定の課題に対する調査(社会)」の結果を発表しました。これは2007年の1〜2月に小6と中3の約16000人を対象に行なわれた学力テストの結果なのですが・・・・・歴史上の人物と業績を組み合わせる問題では、正答率85%以上卑弥呼福沢諭吉織田信長85〜75%豊臣秀吉紫式部清少納言76〜65%歌川広重本居宣長と続き・・・・・35%未満大隈重信大久保利通だったそうです。
 近現代の政治家たちの業績を良くわかっていないのは、子どもたちの頭の中に、その人物のイメージがないからでしょう。本来歴史とは、人が創ったものであり、人物像を中心に時代背景を語るべきものですが、時代という箱の中にむりやり出来事や人物を詰め込むから、イメージの持てない単純暗記になってしまい、どんどん歴史の学習が面白くなくなるわけです。その一方で文化人は、著作とイメージが結びつきやすいので、業績すなわち作品であるため、正答率が高かったと思われます。
 
 「中学入試に役立つ学習法 社会編」は、従来の地理・歴史公民という枠組みにとらわれず、かつ世界史世界地理も含めて、広範なことがらを人間の生活という観点から見直して欲しいと思って書き始めました。本来、小学校や中学校で学習すべき事柄は、理科社会すべての科目で、生きるために必要な事柄であるべきなのです・・・・・そういう意味では、文部科学省が新学習指導要領で提唱した総合学習という科目は初等中等教育の本質なのですが・・・・・何を教えるかというテーマを具体的な指導プランをつけてマニュアル化しない限り、授業の品質維持に問題が生じてしまい絵に描いた餅になってしまったのでしょう。総合学習という科目は、経験と力量のある教員が、生徒に問題意識を持たせようと意欲的に取り組むときには有効な手段であると思いますが・・・・・昨今の教員の皆さんは雑用(部活指導に始まって、給食費の徴収にいたるまで)に追われてそれどころではないですから。
 微力ではありますが、ブログを読んでいただいている読者の皆様にとって、少しでも役に立てばと思って「主宰のブログ」を書いています。「こんな話を書いて欲しい」とか「こういうことを教えて欲しい」などのご意見がありましたら、できる限り内容に反映させていきたいと思いますので、「コメント」に書き込んでいただければと思います。では、また。
posted by 主宰 at 10:00| Comment(0) | きょうのエピソード
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]