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2016年12月17日

合否を決める一問:「H27 聖光学院中学校第1回 算数 3」解説

(1)
 はじめに配られたとき、5人とも持っている玉の個数が同じになったので、そのときの個数を@個とします。その後、Cは、Bに赤玉を32個渡したので、@−32個になり、DはBに赤玉を80個渡し、Eに青玉を56個渡したので、

 @−80−56=@−136(個)

になりました。よって、CとDが持っている玉の個数の合計は、

 (@−32)+(@−136個)=A−168(個)

となります。また、EはDから青玉56個もらったので、@+56個になりました。ここで、CとDが持っている玉の個数の合計は、Eが持っている玉の個数の合計より、32個多いので、その関係を線分図で表すと、

27-seikou-01-03-zu01b.jpg

となり、上の線分図より、

 @=56+32+168=256(個)

となりますから、最初に袋の中に入っていた玉の総数は、

 256×5=1280(個)

とわかります。


答 1280個




(2)
 Aが持っている白玉の個数は、最初に袋に入っていた玉の総数の40分の1ですから、Aが持っている白玉の個数は、

 1280÷40=32(個)

とわかります。EはDから青玉を56個もらったので、最後に持っていた玉の総数は、

 256+56=312(個)

です。Aが持っている白玉と玉の総数の比、

 32:256=1:8

で、最後にそれぞれが持っている赤玉と白玉と青玉の個数の比は同じになったので、Eが持っている白玉と玉の総数の比も1:8になります。よって、Eが最後に持っていた白玉の個数は、

 312÷8=39(個)

とわかります。


答 39個




(3)
 最後にそれぞれが持っている赤玉と白玉と青玉の個数の比は同じになったので、それぞれが持っている白玉と玉の総数の比はすべて1:8になります。よって、B、C、Dが最後に持っている玉の総数と白玉の個数を調べると、


玉の総数

 256+32+80=368(個)

白玉の個数

 368÷8=46(個)


玉の総数

 256−32=224(個)

白玉の個数

 224÷8=28(個)


玉の総数

 256−136=120(個)

白玉の個数

 120÷8=15(個)

となります。ここまで調べた玉の個数を表にまとめると下の表になります。

27-seikou-01-03-zu02.jpg

 ここで、それぞれが持っている赤玉と白玉と青玉の個数の比が等しいので、A:B:C:D:Eの白玉の個数の比、

 A:B:C:D:E=32:46:28:15:39

と赤玉の個数の比、青玉の個数の比も同じにならなければなりません。また、この比はこれ以上簡単にならないことがわかります。よって、Bの赤玉の個数と青玉の個数は、46の倍数になることがわかります。また、Bは赤玉をCから32個、Dから80個、合わせて112個もらっているので、赤玉は112個以上持っていることがわかり、さらに青玉の個数が最も多いので、赤玉の個数は、

 (368−46)÷2=161(個未満)

であることになります。よって、

 112÷46=2 あまり 20
 161÷46=3 あまり 23


より、赤玉の個数は、46個の3倍となり、青玉の個数は、46個の4(=8−3−1)倍となりますから、赤玉:白玉:青玉は、3:1:4となります。最初に袋に入っていた個数の比も変わりませんので、答えは3:1:4です。


答 3:1:4
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 合否を決める一問
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