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2009年07月24日

難関私立中の実情その3:「トレジャー」

 前回は、「プログレス」について書きました。今回は、ここ数年で採用する学校が増えている「トレジャー」について書いてみたいと思います。
 
 「トレジャー」は大学受験の参考書・問題集の老舗である「Z会」が編纂したテキストで、2003年に誕生しました。
 
 「プログレス」がオーラル・アプローチで音声を重視し、英語圏の文化や歴史を中心に英語を学ぶことを主眼として編纂されたのに比べ、大学入試を意識して英文の絶対量や語彙数を増やすことを主眼として編纂されたのが「トレジャー」です。
 
 英文を読んで語彙量を増やす手法は、Z会にとっては「速読英単語」の例をひくまでもなく得意中の得意といっても良いわけです。 しかし、英文の絶対量が多いことも確かで・・・・・予習・復習にかなり時間をとられます。
 
 「トレジャー」を採用している私立中は、雙葉中、早稲田実業中、浦和明の星女子中、共立女子中、巣鴨中、本郷中、市川中、江戸川取手中、春日部共栄中、獨協埼玉中など多数にのぼるのですが・・・・・我々にとって、頭のイタイことがあるのです。
 
 それは・・・・・Z会が塾に対して「トレジャー」を販売してくれないことです。
 
 業界に詳しい方ならご存知だと思いますが・・・・・検定教科書は出版部数が見込めるため、出版社側も価格を安くできるという良さがあります。そして、それに付随する教科書ガイドや準拠ドリルなどの販売利益もあります。また、文部科学省の検定教科書であれば、教科書に準拠した問題集などは書店でも購入できます。
 
 「新中学問題集」や「シリウス」(いずれ稿を変えて書くつもりです)などは、塾・学校専用教材であるため、我々は購入することが可能ですし、「プログレス」や「プログレス21」についてもエクセレントゼミナールではすべて揃えてあります。ところが、「トレジャー」については生徒の使用している教材をコピーしないと、対策教材が作れないわけです。しかも・・・・・2010年度からは、コミュニケーション力と論理的思考力の双方を強化した「ニュー・トレジャー」を投入する予定だそうですから、さらに頭がイタイ話です。
 
 「体系数学」や「サクシード」、「4ステップ」などの数研出版の数学教材については、編集方針の差異はあれ、掲載されている問題が変化するだけですから、我々にとってはその場で何とかできるのですが・・・・・・国語や英語は本文を読まないと教えることができない場合が多いので、すごく面倒で手間がかかるのです。
 
 難関私立中の生徒が、必ずしも英語を自学自習できる生徒ばかりだとは限りません。そして、「プログレス」や「プログレス21」、「トレジャー」で扱う英文は多量ですから、学校の授業で全て解説し、生徒が消化しているわけではなく、未消化でわかっていない部分もたくさん残るわけです。中学で初めて習う英語という科目で、英和辞書をひくのもおぼつかない中学生が、どれだけ自力救済できるのかは難しいところだと思うのですが・・・・・皆さんはどう思いますか? ちなみに、麻布中時代に自力救済に失敗し、英語に対する苦手意識が作られてしまった私です(苦笑)。この記事が参考になったという方は、応援クリックお願いいたします!!
 


 

posted by 主宰 at 10:00| Comment(13) | 難関私立中の実情
この記事へのコメント
なるほど、Z会ってそういう思惑があるんですね
たしかに生徒から教材を借りてからでは
時間の問題から大変そうですね
でも10年度版が手に入れば翌年はちょっとは楽になるんでしょうかね
そんなに毎年著しく変わるものなのでしょうか?
Posted by たか at 2009年07月24日 11:38
いろんな問題があるんですね・・。
参考になりました(^^)
Posted by kuupii at 2009年07月25日 07:05
中学から大学入試まで視野に入れてるんですね。私が中学生の時なんてのほほんと遊びほうけてましたけど(汗)
出来る子は違うってことですね!
先生について、色々教えてくれてありがとうございました!さっそく甥っ子に伝えたいと思います♪
Posted by yume at 2009年07月25日 08:25
大阪はまだ梅雨明けしません(−−;)
こんな天気ばかりイヤだなぁ〜。。。
Posted by kuupii at 2009年07月27日 09:20
中1の息子の教科書がニュートレジャーです。
英語学習初心者には厳しいです。
つきっきりで教えています。
Posted by naho at 2010年06月06日 18:05
↑の方と同じく
入学してすぐ膨大な予習復習の量です。
自学自習でとりこぼし無しとはとても言えず、心配です。男子は英語嫌いになる確立が高いと言いますし・・・。
古い記事ですが、最近のニュートレジャー対策に情報がありましたら教えてください。
Posted by puku at 2011年05月29日 23:17
puku様

 コメントありがとうございます!!

 「ニュートレジャー」は我々にも販売してくれませんので、エクセレントゼミナールでは、生徒から借りてコピーした上で、レッスン別に、内部生用に対策教材を作成しています(順次鋭意作成中)

 「ニュートレジャー」は「Read」の文章などは確かに新しい題材を使っていて・・・・学校の英語の先生が好みそうな構成ですが・・・・英文法を初めて習う中学生が自学自習できる教材ではありません。

 「ニュートレジャー」はZ会が作った私立中高向けの英語教材ですから、Z会の通信添削の中高一貫コースがニュートレジャーに対応していますが・・・個人的には、良く独占禁止法に抵触しないものだと思います(苦笑)

 しかし、ただでさえ量が多いニュートレジャーに通信添削教材まで加えて自学しなさい、というのは泳げない人を船から海に突き落とすようなものですから、お気をつけください(苦笑)

 いずれにしろ、指導者がいなくても語学ができるようになる生徒はほぼいません。したがって、最初こそ良いコーチについてきちんと学習の基礎を固めて、学習ノウハウを学ぶべきなのです。

 したがって、最初は誰かがついて文法事項を教えてあげないとキツイと思います。

 ちなみに・・・私が個人指導を担当している中3の生徒は、やはり「ニュートレジャー3」を使っているので、学校で学習する前に、レッスン内容を解説してあげています。つまり、学校で習う内容と演習が「復習」になるようにしてあげているわけです。そのかいがあってか、最近では英語アレルギーが治りつつあるようです。

 強い薬は毒になりかねませんから・・・・学校側ももう少し処方箋を考えて欲しいものですね(苦笑)

 
Posted by シュサイ at 2011年05月30日 01:26
出版社に勤めている者です。
気になることが書かれているのでコメントします。
まず、検定教科書の価格については出版社が決めているわけではありません。
毎年、科目毎に国が定価を決めているのです。
だから、教科書には必ず「文部科学大臣が認可し官報で告示した」価格が定価だと記載されているのです。

z会のトレジャーの件、冗談とは思いますが、独占禁止法には抵触などしないと思います。
むしろ、著作権保護の観点から、許可なしに営利目的にて解説教材を作られているならば、そのことのほうが法律に抵触しているといえませんか?
Posted by masa at 2013年06月01日 00:13
masa様

 ブログ本文およびコメントに不適切な表現があったことをお詫びいたします。もちろん、独占禁止法うんぬんというのは冗談です(苦笑)

 ただ、誤解されると困るのですが・・・ニュートレジャーの解説教材は、内部生の定期テスト前に配る補助プリントとして作成しているのであって、営利目的での活用は一切しておりません。

 つまり、学校の教科書や授業についての試験対策というのは、本来ならば市販の教科書ガイドやドリルを使って、生徒自身が自主的に学習すべきなのですが・・・ニュートレジャーについてはそういった教科書ガイドの類がまったく市販されていないため、定期テストのたびに、和訳が欲しいとか対策プリントが欲しいという生徒がとても多いので、私の作業の効率化を図る意味で、事前に作成したものを定期テストの範囲に合わせて配布しているに過ぎません。

 本来ならば、著作権をお持ちのZ会出版さん自身が対策教材を販売すればシンプルなのですが、そうはいかないところに教育現場のひずみが現れているのを感じるわけです。

 私が普段の授業で教える科目は数学・算数・理科ですが・・・定期テスト前になるとやたら英語の質問が増えて、本来の科目を教えられず困っていたので、ニュートレジャー対策教材を自作したまでです(苦笑)

 これらの背景を踏まえてご理解いただければ幸いです。
Posted by シュサイ at 2013年06月01日 19:01
お返事ありがとうございます。
事情はよく分かりました。

ただ、そのような形でならOKなのか、というと私はZ会の関係者ではないので分かりません。
なぜならテキスト、参考書、問題集のなかには「解説解答書」の類を無断作成することをお断りしているものがあるからです。
トレジャーがそのような教材ならば、営利目的云々以前の問題があるわけです。

とにかく、出版社に勤めている者の気持ちとして、教材は我が子同様であり、一生懸命作成しておりますから、正しく教材を御使用いただきたい、と願っております。
Posted by masa at 2013年06月01日 23:05
塾でシリウス発展編・・まさしく消化不良の娘がおり困っております。英語嫌いにならないようにと、今どうすればよいか模索中です。
Posted by こぶちゃんママ at 2014年07月07日 16:49
出版社の方のご高説が素晴らしいですね。独自の解説に対してさえ恐ろしげな言葉を交えて「正しく」使用しろとのたまっておられます。実際に、合格実績重視の、(あくまで)一部私立で、この手の教材がどのように使われているかをご存じでありながら、出版社の「正しさ」「気持ち」「一生懸命」を高らかに宣言し、おそらく誠実に、心底願っておられるところに、内向きの論理ここに極まれり、といささか感嘆いたしました。件の類の教材は、生徒の選別のために「件のやり方」で使用されています。学校関係者も悪びれずに(時に生徒に対しても)おっしゃいますよ。最小限の解説(ほぼないところもあります)から問題演習に入る、そして基本的には、抜群に受験勉強に適した生徒(抜群でない生徒は、予習塾などを利用し、「正しくない」方法でなんとか付いて行っているのが現実です。出版社社員氏はこれがルール違反に思えて許せないわけですね)を選別する。学校が歓迎する学力を発揮「している」生徒を見つけ出す。こうして選んだターゲット生徒を鍛え、最終的には東大難関学部などに送り込む、「件の類の教材」は学校の実績を作るためのフィルターとして「件の使い方」がされているのが現状です。野球の私立強豪校では、プロ予備軍レベルの十数人を得るために、毎年大量の部員を集め、ある程度選別が進めば、やめさせることも部の管理者たちの仕事になります。構図的には、私立スポーツ強豪校の部活と、一部の私立進学校は同じシステムを積極的に使っていると言えるでしょう。学校の名を上げるために、これほど効率的なやり方はないからです。私立で強豪部活のある学校に、多くの難関大学合格実績のある特進があることは珍しくありませんが、偶然ではないわけです。同じノウハウを使うわけですから。できる子を選抜する、その他は学費さえ払えばどうでもいい、これがそうした類の学校の論理であり、出版社もそれに夫唱婦随で応えています。批判というより、これは全くの現実です。本当に単なる。ただ私が少々「怒り」を感じているのも事実です。100%ビジネスの論理で動いている方々が「正しく」しろと説教する。自分らが「どうでもいい」と置き去りにしている子供たちを支えている人たちに、法的なものをちらつかせる。「我が子」などとよくまあ、というより、紙でできた「我が子」とその子が連れてくる「お友達」にしか興味がない、そのような行いをされながら、己の「正しい」は万人が伏して従うべき普遍的なものだと信じ、加えてその自覚もないところに、ある種の見事さというものを見せていただきました。企業戦士とはかくあるべきものなのでしょうね。ただささやかにやっている方々に「軽々しく解説などしたらあなたこそ大変なことになるぞ」と言わんばかりに、明らかに冗談と思える言葉にまで牙をむくのはやりすぎでしょう。仕事に一生懸命なのは尊敬します。
Posted by 通りすがり at 2015年04月17日 15:14
>Z会が塾に対して「トレジャー」を販売してくれないことです。

コピーをして使用していることは確かに著作権法上問題があるかもしれません。
しかし、「トレジャー」を販売しないのはまずいと思います。おそらく独禁法に違反していると思います。
公取に相談してみるとよいです。
Posted by 私も通りすがりですが…… at 2020年05月28日 23:32
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