前回の記事からしばらく時間が空いてしまいましたが、今日は「模試と過去問の差からくる判定のズレ」について書いてみたいと思います。
四谷の合不合判定テストは、小6受験生の合否判定を予想するには最適の模試といえますが、それでも志望校別に見た場合にはいろいろな意味でズレが生じます。
ズレが起きる原因にはいくつかありますので、それについて箇条書きで挙げていきます。
@記述式解答が多い難関校ではズレが生じる・・・・・模試では数万人の答案を採点する必要があるため、一般的に記述式解答が少なく設定されています。したがって、開成中の国語・算数、麻布中の国語・算数・理科・社会、桜蔭中の算数、雙葉中の算数などを中心とする記述解答形式の過去問の出来具合と模試の得点ではズレが生じます。これらの志望校については、過去問の出来具合と学校別判定テストなどの成績から合否予想を立てる必要があります。
A国算と理社の配点比率が違うためズレが生じる・・・・・バランス良く4科目得点できる生徒については極端なズレは生じないのですが、まだ暗記事項に弱点を持つ生徒や苦手分野の克服に遅れが出ている受験生のうち、それが理科や社会に集中している人の場合はズレが生じやすい傾向があります。合不合判定テストの配点比率は国算:理社=3:2となっていますが、市川中・東邦大東邦中・女子学院中・フェリス女学院中などは国算:理社=1:1ですし、巣鴨中・豊島岡女子中・雙葉中・浦和明の星女子中・専修大松戸中・麗澤中などは国算:理社=2:1ですから、これらの学校では配点比率によるズレも矯正して考える必要があります。
B試験時間が違うためズレが生じる・・・・・合不合判定テストでは国語と算数は50分、理科と社会は35分という試験時間ですが、解答スピードに問題を抱える受験生の場合は、ここでもズレが生じる場合があります。たとえば、市川中の場合を例にとると、国語も算数も40分であり、特に算数はスピードを必要とします。したがって、ケアレスミスによる失点が少ない受験生であってもスピードが不足する受験生は、過去問演習で算数の得点が伸び悩むわけです。また、豊島岡女子中や浦和明の星女子中などは理科と社会を合せて50分という試験時間ですから、過去問を解く際には、社会を早めに解答してできるだけ理科に時間を割くなどの工夫が必要となるわけです。
C試験問題の難度が違うためズレが生じる・・・・・合不合判定テストの算数では、計算問題や小問集合に始まり、だんだんと難度が高い問題を解くように設定されていますが、実際の入試問題は似たような学力を持つ志願者を選別するための試験問題になっていますので、簡単な問題が出題されない学校もかなりあります。たとえば白百合学園中の算数の問題は、例年計算問題や小問集合は出題されず、各大問の難度は、合不合判定テストの女子算数問題でいうと6番以降の問題レベルのみ6題という出題。しかも試験時間は40分で式や考え方を記述する設問が半数を占めるわけです。したがって、たとえ合不合判定テストである程度の得点力がある生徒であっても、算数の難問が解ける生徒でなければ合格は厳しいのが実情です。
このように、あくまでも模試は模試でしかなく、実際に合否を予想するには、過去問演習の得点で判断していくのがベストです。したがって模試の判定に一喜一憂せず、合格可能性についてもひとつの指標だと受け止めるようにしましょう。この記事が参考になったという方は応援クリックお願いいたします!!
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2009年10月23日
模試の鉄則その7:真の合格判定予想法B
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0)
| 模試の鉄則
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