「なぜ中学受験をするのか?」のネガティブな理由の4番目に挙げたのが、「地元の公立中学に進学したくないから」というものでした。
地元の公立中学校に進学することを避けたい理由にはいくつかのタイプがありますが・・・・・子ども自身が地元の中学に進学したくない理由としては、小学校のクラスメートたちとまた3年間一緒に通うことになるのが苦痛であることが挙げられます。
つまり、小学校での環境と中学校での環境を、子ども自身が変えたいと思っているのが主たる理由で・・・・・・場合によっては、小学校で「イジメ」られたことが原因である場合があります。
大人から見れば「ちょっとした揉め事」程度であっても、環境への適応能力が未発達な小学生にとっては大きな問題であることもありますし、私立中学校にはいろいろなカラーがありますから、必ずしも勉強が得意なわけでないお子さんであっても、中学受験をする理由の一つになります。むしろ、高校受験をしないで済む私立中高一貫校のほうが、精神的な発達バランスがとれるようになるまで、余分なストレスをかけずに育てることができるケースが多いと思います。
「校風」は、数値に表すことができないものですが・・・・・同じ業種であっても、会社が違えば「社風」は異なるのはご存知だと思います。「利益」を最優先する社風もあれば、「社会貢献」や「働きがい」を最優先する社風もあります。学校も会社も家庭も、長い時間居る場所ですから、「居心地」が悪ければ長続きしません。したがって、色々な観点に基づいて「学校」を選ぶ必要があるわけです。
私はよく面談の中で、「学校選び」を「お見合い」にたとえて説明します。「学校のパンフレット」が「お見合い写真」、「進学実績や偏差値」が「相手の年収」、「校舎」が「結婚後の新居」、「学校訪問や体験授業」が「お見合いとデート」、「入学時納入金」が「結納金」にあたるわけです(笑) もちろん結婚と同じように、「縁談」がうまく行くためには「相手と釣り合う」必要がありますから、「入学できるための成績」をとらなければ「破談」になってしまいます(苦笑)
そして、重要なことは・・・・・「学校」も「会社」も「結婚」も、「入ってみないとわからない」ことが多いことです(苦笑) エクセレントゼミナールには中学受験生だけでなく私立中高一貫生も在籍しているため、学校の生活の様子や授業の様子などをリアルタイムで彼らから聴取していることが多いので、志望校に進学した生徒たちに「入学ギャップ」はあまり見られないようですが・・・・・「偏差値」や「印象」だけで志望校選びをした方の中には、「性格の不一致」で、学校を退学してしまう生徒もいますから、志望校選びには注意が必要です。その意味では、我々の仕事は「仲人」も兼ねるわけです(笑)
いずれにしろ、「居心地」が良くなければ「成果」は期待できませんから、いろいろな観点で志望校を吟味することは必要です。ただし、「人間至(いた)る処(ところ)青山(せいざん)あり」と言いますから・・・・・入学した学校で頑張ることがもっとも大切であることをお忘れなく(笑) この記事が参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!
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2011年04月06日
中学受験の歩き方:地元の公立中学に進学したくないから
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0)
| 中学受験の歩き方
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