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2011年10月15日

中学受験の歩き方:「勝ち点5」にこだわる過去問消化法

 エクセレントゼミナールでは10月15日(今日です!)の10:30〜12:00で、「中学受験の基礎講座 第7回:過去問100%活用法」を開催します。中学受験の基礎講座で私が父母の皆さんにお話しする内容は、各回のテーマに沿った話以外に、ブログには書けないような裏話(出席された方だけにこっそり教える情報)が多いのですが・・・・・今回のテーマである過去問の指導法については、基本的な部分は以前、このブログの記事「中学受験の歩き方:過去問とのタイムラグその1〜その7」で扱っています。そこで今日は、ちょっとフライングして・・・・・基礎講座でお話する内容のひとつである過去問消化法の応用編、「勝ち点5にこだわる過去問消化法」について書いてみたいと思います。


 10月15日の基礎講座に出席いただいた方は、講座の話と重複しますが・・・・・重要な概念ですので、お付き合いください(笑)



 「勝ち点5」とはいったい何のことか?



 サッカーの試合では、相手チームに勝ったときに勝ち点2、引き分けたときに勝ち点1がもらえる仕組みになっていることは皆さんもご存知だと思います。そこで、過去問の合格者平均点および受験者平均点を公表している学校の過去問を消化する際に、4科目の各科目について、合格者平均を超えた得点をとった場合に勝ち点2を、合格者平均と受験者平均の間の得点をとった場合に勝ち点1を加え、勝ち点5を超えるようにすれば合格するというものです。



 例を挙げて説明すると・・・・・たとえば浦和明の星女子中学校の「平成23年度 第1回 入試結果」は、国語の合格者平均は77.2で受験者平均は72.7、算数の合格者平均は76.2で受験者平均は63.2、社会の合格者平均は38.1で受験者平均は35.6、理科の合格者平均は33.0で受験者平均は29.4でした。



 さて、Aさんという生徒が過去問演習をした結果が、国語が79点、算数が65点、社会が30点、理科が30点だったとします。すると、Aさんの勝ち点は、国語で2点、算数で1点、社会で0点、理科で1点の勝ち点合計4ということになりますね。



 実は勝ち点4だとほぼボーダーラインになります(笑)



 Aさんの実際の得点の合計は、79+65+30+30=204点ですが・・・・・このときの合格最低点は205点でしたから、Aさんはたった1点足りずに不合格になるわけです。



 入試では、最終的には4科目の合格最低点で合否が決まるわけですが・・・・・このように、4科目のバランスで考えた場合には、勝ち点5以上で合格、勝ち点4でボーダーライン、勝ち点3以下で不合格になることがほとんどです。



 実際の入試でも、4科目の得点バランスが極端に悪い生徒は不合格になることが多いですから・・・・・・過去問演習を行う場合には、各科目の合格者平均点および受験者平均点を受験生本人が意識しながら、4科目ともバランス良く得点力を上げていくことが不可欠になります。こうした視点は、大人にとっては当たり前なのですが・・・・・小学生にはあまりピンときません。ですから、常に各科目の合格者平均と受験者平均を意識させ、勝ち点5にこだわらせるようにすると・・・・・科目を問わず、「あと数点」をがめつく取るようになるわけです。こうした意識付けは後からすごく効いてくるので・・・・・過去問を消化する際には試してみてください。この記事が参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!

posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中学受験の歩き方
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