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2012年04月19日

私立中学の歩き方その6:「プリント整理が最重要課題?」

 私立中学の授業では、文科省の検定教科書や副読本以外に、多量のプリントが授業内で配布されます。漠然とした印象ですが・・・・・・たいていは難関私立中になればなるほど授業で配布される補助プリントの枚数が増えていきます。

 ある意味、文科省の検定教科書というのは日本全体の教育の公約数であり、私立中学向けの専用教材(新中学問題集やシリウス、体系数学など)は私立中全体の教育の公約数ですから、現実的にその学校の生徒に合わせた教材を用意しようとすれば、おのずと補助プリント教材が増えていくわけです。

 特に私の通っていた麻布中の数学の授業では、まったくテキストが存在せず、すべて授業内の解説と授業時に配布されるプリントによる演習が主体でしたから、プリントの管理=学習内容の管理でした。しかしそのおかげで、数学についてはかなりできるようにしてもらいました(笑)

 その反面、ほとんど全くといって良いほどプリントが配布されることが無かったのが英語でした。たしかに英語はテキストが存在し、それに対して予習と復習を行えば良いわけですが・・・・・どちらかといえば、英語のリーダーテキストというのは文法事項が散漫に現れる構成になっているため、ピンポイントで学習要点を定着するためには、プリント教材があったほうが良かったと思います(私が英語に対して今でも苦手意識が強いのはそのせい?・・・・・苦笑)

 そして理科や社会については、多量のプリント教材を配布する先生とまったくそれを配布せずに板書だけで授業を進行する先生がいましたが・・・・・これについては各先生の授業スタイルによって、対応するしかありません。

 プリント配布がメインの授業は、プリントを入手すること=授業はあまり聴かない、となる生徒も多いので、必ずしもプリントを配布する授業スタイルが良いとは限りませんが・・・・・授業内容を管理し、試験対策に役立てるためにも、各担当教師別に授業プリントをファイルに整理して管理する能力は私立中学生にとっては不可欠です。

 ところが、中学生になったばかりの生徒、特に整理能力に乏しい雑な男子生徒のファイリング能力では、授業で配布された多量のプリントをうまく管理・整理できず、肝心なプリントを紛失することにもなりかねません。ですから・・・・・・小学生のときに、プリントや連絡物をカバンの中に入れっぱなしにして忘れるタイプのお子さんをお持ちの御父母の皆さんは、中学生になったからといってすべてを本人に任せるのは危険です(苦笑) もうしばらく、学校生活が軌道に乗るまで目を離さないようにしましょう(笑) この記事が参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!

 
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 私立中学の歩き方

2012年03月09日

私立中学の歩き方その5:「部活は何にする?」

 中学に入学すると、大多数の生徒はどこかの部活に入ることが多いようです。これについては、公立中でも私立中でもあまり変わらないのですが・・・・・気をつけたいのは、部活動の選び方です(笑)

 まず、文科系の部活に関しては、一部を除けば学校の勉学の合間に活動することが多いので、せいぜい活動曜日と時間だけに注意をすれば良いといえます。

 ところが、これがチーム練習が必須となる部活になると・・・・・生徒個人の予定よりも団体のスケジュールが優先されるため、かなり勉学に影響を及ぼします。最近の公立中学は、勉強関係の宿題はほとんど課されることがなく、生徒指導の一環としての部活動に生徒が専念することを推奨しますが・・・・・私立中学はそうではありません。

 勉学の成績が振るわない生徒については強制的に部活動を停止させる学校もかなりありますし、そもそも大学への進学を目的として私立中学受験をした生徒が多いわけですから、必要以上に勉学の妨げになる部活を避けたいのは理の当然といえます。

 では、勉学の妨げになる可能性の高い部活は何なのか?

 ズバリいえば・・・・・吹奏楽部、サッカー部、野球部、ラグビー部などの全体練習をメインとする部活とその学校ですごく実績を残している部活です(笑)

 そして・・・・・バスケット部やバレー部などのうち、朝練習が良くある部活だと・・・・・都内の私立中学ならば7:00前には登校するのが日常茶飯事で、かつ昼食にお弁当持参の学校となると、お母さんたちは毎朝5時前には起きないとダメです(笑)

 さらにいえば・・・・・水泳部、テニス部、卓球部などの個人競技では、中2・中3時の大会予選に関連した公欠にも注意する必要があります。


 これは、公立中学と私立中学の定期試験の実施時期の差によるもので・・・・・3学期制度を採る私立中学であっても、公立中学の試験期間と約1週間〜10日間のズレがある私立中学が多く・・・・・結果として私立中学の定期試験の直前に県大会の予選が入り、学校を欠席することになるわけです(その時期には公立中学の定期テストは終わっています) もちろん公欠の日数は、部活の個人成績が優秀な生徒ほど多くなります(苦笑) ちなみに、公立中学の中間・期末試験は通常1日〜2日(テストは5科目)で済みますが・・・・・私立中学の試験期間は、5日間かかるところも珍しくありません(都内進学校では12〜14科目のテストが課されるところも多いです)

 もちろん、「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということを良くわかっている校風の学校は、「一に勉学、二に部活」になるのですが・・・・・「文武両道」を謳っている学校は、「両方頑張れ!」で話は終わりです(苦笑)

 そんなわけで、私立中学に入学したばかりの時期は、まず学校生活と授業に慣れることを優先し、部活を選ぶ際には活動日と時間に注意し、本人の体力と相談しながらじっくりと選びましょう(笑) この記事が参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 私立中学の歩き方

2012年03月03日

私立中学の歩き方その4:「算数と数学ってどう違うの?」

 今日は算数と数学の違いについて書いてみたいと思います。算数や数学は私の専門分野ですから、いろいろと書きたいことはたくさんあるのですが・・・・・はっきりと言えることは、「算数が得意だった生徒が数学になったとたんにできなくなることはあるが、その逆は無い。」ということです。

 おおざっぱに概念を説明すると・・・・・算数は、「設問内容を具体化して解く」のですが、数学は、「具体的な事象を抽象化し、分析・体系化して解く」のです。

 わかりやすく例を挙げると、「10人の子どもに100円のお菓子を配ります。お菓子は合計何円ぶん用意すればよいでしょう。」という算数の問題があったとします。もちろん答えは1000円なのですが・・・・・そのときの式は、厳密には100(円)×10(人)=1000(円)でなければいけませんよね。ところが、10×100=1000でも答えは同じになるから、どちらでもいいんじゃないかと普通の大人ならば思います。

 つまり、1個だろうが、一人だろうが、一万円だろうが、「1」という数として扱うというところに、実は算数と数学の違いを垣間見ることができるわけで・・・・・そこには一種の論理の壁が存在します。もちろんこの壁は、小学校の低学年から中学年で普通は乗り越えられる壁ですね。

 では、小学校から中学校にかけての壁をもう少しわかりやすく例を挙げてみてみましょう。小学校では「Xが1,2,3,4・・・・と変化するときにYが2,4,6,8・・・・と対応するときにY=2Xという式でXとYの関係を表すことができて、この関係を比例といいます。」と教えます。中学校に入ると「正負の数」を教わるので、「Xが−1,−2,−3,−4・・・・と変化するときに、Yが−2,−4,−6,−8・・・・と対応するときも、同じくY=2Xという式でXとYの関係を表すことができます。」と正の数の範囲が正負の数の範囲へと扱う領域が拡大します。これもたいていは中1の時点で乗り越えることができる壁です。

 そして、Y=2Xという式と−2X+Y=0は同じ式を表しますが・・・・・これも「移項」という概念を理解すれば乗り越えられる壁です。

 ところが、Y=AX+Bで表される一次関数とAX+BY+C=0で表される直線の方程式が、実は同じものであるということになると・・・・・なかなか見えてきません。

 さらに、AやBやCの成分を行列で表せばもっと簡便に書き表すことができる・・・・・というレベルになると、何のことかわからない(覚えていない?)方も多いのではないでしょうか。

 ようするに、数学の学習が進むと次々に新しい概念が導入されていくので、ちょっと勉強をサボると、わからなくなるのはアッという間なのです。そして、いったん落ちこぼれてしまうと、なかなか取り戻すことができない。この傾向は高校範囲の数学になると顕著です。学校で教え方の下手な数学の先生(どんな学校でも当たり外れはあります)や嫌いな先生(女の子にありがちですね)に当たろうものなら、気がついたときには手遅れになりかねません。

 このような理由で、数学が難しくなるにつれて落ちこぼれる生徒が増えていき・・・・・数学を必須科目とする難関国立大の受験をあきらめる生徒が増えるわけです(苦笑)

 英語と数学と国語は毎日の積み重ねが重要な科目です。ところが語学と違って、数学は・・・・・ある段階でつまづいてしまうとその先への道が閉ざされてしまう科目です。だから、大学受験での志望校の選択肢を増やしたければ、英語と数学だけはできなくなってはいけないわけです。

 というわけで、「算数が得意だった生徒が数学になったとたんにできなくなることはあるが、その逆は無い。」という現実を少しはわかっていただけましたでしょうか? この記事が参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!

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2012年03月02日

私立中学の歩き方その3:「電子辞書は何が良い?」

 今日は、最近の中高生にとっては必須アイテムになってきている感のある「電子辞書の選び方」について書いてみたいと思います。

 電子辞書事業には、カシオ、シャープ、キャノンなどいくつかの大手メーカーが参入していますが、現時点では学生用のニーズとしてはカシオの一人勝ちと言っても良い状態です。

 電子辞書のPVシェア率(電子辞書のHPの閲覧率)をみると、カシオが約64%、シャープが約29%で、上位2社で92%を占める寡占市場となっていますが・・・・・カシオの電子辞書エクスワードの学生用ラインナップは非常に充実しており、小学生用としてXD−D2800、中学生用としてXD−D3800、高校生用としてXD−D4800、高校生用エントリーモデルとしてXD−SC4100を用意し、それぞれのニーズに合わせた辞書コンテンツを収録しています。

 辞書はデジタルコンテンツの方が紙のものより安価ですから、普段あまり頻繁に使用しない辞書の類を引く際は、電子辞書を利用したほうが便利だといえます。しかし、辞書というのは当然学齢によって使うものが変化するため、ニーズに合わせて辞書コンテンツをプラスする機能や、ネイティブ発音を聴くことができる音声機能がついていて、耐久性に優れた機種でないと長くは使えません。そのため、コンテンツプラス機能がついていない高校生用エントリーモデルのXD−SC4100はたとえ安価であってもオススメできません。

 こうした検討を加えていくと、電子辞書を多用する学齢を考えた場合には、私立中学の中2以上でカシオエクスワードの高校生用モデルXD−D4800
http://casio.jp/exword/products/XD-D4800/を使うのが妥当であるという結論に辿りつきます。なぜなら、XD−D4800には、辞書コンテンツだけでなく学習参考書コンテンツ(山川の日本史小事典や世界史小事典、旺文社の生物事典・化学事典・物理事典などのほか、英検3級・準2級・2級の過去6回全問題集なども収録)が数多く収録されているからですhttp://casio.jp/exword/search/dic_search/

 ちなみに、価格COMの電子辞書売れ筋ランキングでもXD−D4800がトップにランクインしていますので・・・・・これから電子辞書をご購入される方は、参考にしてください。なお、本体色が6色あるので、それに合わせた電子辞書カバーなども一緒に購入しておくことをオススメします(カバンの中に入れて持ち歩くときには本体カバーは必須です) この記事が参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!


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2012年02月28日

私立中学の歩き方その2:「英語の辞書って何がいいの?」

 今回は、中学に入学したばかりのときに使う英語の辞書を選ぶコツをご紹介します。まれに卒業記念品として、初心者用の英語の辞書を配布する小学校もあるようですが・・・・・昔と違ってデジタル時代の現代は、そうした辞書を記念品にするケースも減っているようです。

 昔と違って、単語を調べるときに電子辞書どころか、パソコンや携帯を使うこともある時代ですから・・・・・大人にとっては、便利な時代になったものですが・・・・・子どもにとってはそんなことはありません。

 つまり、中高生や大人が使う英和辞書を英語初心者が使うことは、今も昔も無理なのです。

 たとえば一般的な英和辞書で、「chair」を引いてみましょう。すると、「t∫éər」
という発音記号と「いす」という言葉の意味が書いてあります。ところが、この発音記号を初心者は読めませんし、実は私立中学校でもあまり授業の中で発音記号を教えることはありません。したがって、「知らない単語は辞書を引きなさい」という指示は初心者用の語学では禁句です。

 だからといって、電子辞書やパソコンの音声発音で覚えれば大丈夫なわけでもありません。なぜなら、電子辞書を我々が使うシーンは、ほとんど思い出すためのツールとして調べることが多いので・・・・・辞書は「調べるためのもの」と思いがちですが、学生にとっては「辞書は読むもの」と思ってください。つまり、ある単語を引いたならば、その言葉の意味を学習することにとどまらず、「関連語を知る工夫がされている辞書」が初心者には好ましいのです。

 現時点での英語初心者用の辞書としては、英和と和英の両方が合わさっている、「ジュニア・アンカー英和・和英辞典 第5版」(学研、2993円(税込) 2011年12月刊)と「初級クラウン英和・和英辞典 第10版」(三省堂、3255円(税込) 2012年1月刊)がオススメです。初心者用の辞書は、わかりやすいイラストによる解説などが豊富(人体の部位の名称などはすごく便利)で、発音も発音記号とカタカナ表記の2種類を記載しているなどの工夫がされていますし・・・・・何より書いてある文字が大きい(笑) どんなに詳しくても、小さい文字でびっしり書いてある辞書は使いづらいものです。

ジュニア・アンカー英和・和英辞典第5版

ジュニア・アンカー英和・和英辞典第5版
著者:羽鳥博愛
価格:2,993円(税込、送料込)
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初級クラウン英和・和英辞典第10版

初級クラウン英和・和英辞典第10版
著者:田島伸悟
価格:3,255円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る


 また、最初から電子辞書を使うのもNGです。その理由は、先に書いた「辞書を読む」クセをつけるためです。もちろん中3〜高校生ぐらいの生徒には、電子辞書は便利なツールですから、やがては使うようになると思いますが・・・・・このときの機種選びにもコツがあります。ここで書くと長くなりますので、「電子辞書の選び方」については次回に書いてみたいと思います。この記事が参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!

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