今回は理科関連の時事問題のうち、自然災害・病気以外を掲載します。それでは、いつものように簡単なテストで確認してみましょう!!
「重大ニュース2014 その6:理科関連の時事問題その2 問題」
@2014年10月7日、日本人3人がノーベル物理学賞を受賞しました。日本人がノーベル物理学賞を受賞するのは、2008年の南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏の3名の同時受賞以来6年ぶりのことです。今回の受賞の理由は、青色発光ダイオード(LED)の開発です。今回ノーベル物理学賞を受賞した3人の日本人以外の名前を次のア〜エから選びなさい。
ア:中村修二
イ:天野浩
ウ:赤崎勇
エ:山中伸弥
A2012年6月11日、ユネスコエコパークに日本の2つの地域が登録されました。ユネスコエコパークとは、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)を目的として、ユネスコが開始したもので、日本では今回の2つの地域を加えて7地域が登録されています。今回登録された地域の1つは、「只見(ただみ)」です。もう一つの地域を次のア〜エから選びなさい。
ア:南アルプス
イ:屋久島
ウ:白山
エ:志賀高原
B2014年5月、日本人のある宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)での任務を終えて地球に帰還しました。ISSでは、生命科学、宇宙医学に関する実験のほかに、今回、日本人で初めてISSの船長(コマンダー)を務めました。この日本人宇宙飛行士の名前を次のア〜エから選びなさい。
ア:野口聡一
イ:星出彰彦
ウ:若田光一
エ:古川聡
C2014年5月、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は陸域観測技術衛星2号を載せた、H―UAロケットの打ち上げに成功しました。陸域観測技術衛星が2号の観測データは、将来発生すると予想される東海・東南海・南海地震や、首都直下型地震、大規模水害などの広域巨大災害が発生した際、宇宙から観測した被災地情報をすばやく提供し、国及び自治体における災害対策に役立てることができます。また、災害時以外でも、国土情報の把握や森林観測などに活用することができます。この陸域観測技術衛星の愛称を次のア〜エから選びなさい。
ア:みちびき
イ:しずく
ウ:だいち
エ:きずな
D2014年は、月食が2回ありました。1回目は4月15日で、部分月食でした。2回目は10月8日で、こちらは皆既月食でした。また、ふだんの月よりも大きくて明るく見える月を3回(7月12日、8月11日、9月9日)も見ることができました。このふだんより大きくて明るく見える月の名前を次のア〜エから選びなさい。
ア:ウルトラムーン
イ:スーパームーン
ウ:メガムーン
エ:マイクロムーン
成績はいかがでしたか? 時事問題とは別にダイオードの問題を出題する学校が増えてきていますので、今回、日本人がノーベル物理学賞を取ったことによって、さらに出題する学校が増えることが予想されます。また、中学受験生の皆さんは「主宰のブログ」の「重大ニュース2013」「重大ニュース2012」を合わせて確認しておくと良いでしょう。
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「重大ニュース2014 その6:理科関連の時事問題その2 解答と解説」
@エ・・・・・LED(発光ダイオード)の特長は、小型、低消費電力、長寿命であることです。青色LEDは「20世紀中には困難」といわれていました。赤色と緑色のLEDは早い段階で作られていましたが、青色LEDが開発されたことによって、光の三原色の赤色・青色・緑色がそろい、スマートフォンや照明器具、信号機などに利用され、私たちの生活がより便利になりました。
Aア・・・・・日本のユネスコエコパークは、今回登録された地域は、「只見」と「南アルプス」で、2012年4月に登録された「綾(あや)(宮崎県)」」、1980年に登録された「屋久島(鹿児島県)」、「大台ケ原(おおだいがはら)・大峰山(おおみねさん)(奈良県、三重県)」、「白山(はくさん)(石川県、岐阜県、富山県、福井県)」「志賀高原(しがこうげん)(長野県、群馬県)」、で合わせて7地域になりました。
Bウ・・・・・若田光一宇宙飛行士の今回の滞在日数は約188日間で、通算では、347日8時間33分となり、日本人の中では最長帰還となりました。
Cウ・・・・・陸域観測技術衛星の愛称は、「だいち」です。「みちびき」は準天頂衛星初号機で、GPSの弱点を補ったり、GPSの精度を上げたりするはたらきの衛星です。「しずく」は水循環変動観測衛星で、水蒸気、海面水温、土壌水分、雪氷など地球全体を長期に観測し、水循環の監視とそのメカニズムを解明することが期待されている衛星です。「きずな」は超高速インターネット衛星で、地域による情報格差の解消、遠隔医療など様々な分野での活用が期待されている衛星です。
Dイ・・・・・月は地球のまわりを、楕円をえがいて公転しています。地球と月の平均距離は約38万kmですが、最も近いときは、約36万km、最も遠いときは約41万kmとなるため、最も近くにあるときの満月は、最も遠くにあるときの満月より、14%も大きく、30%も明るく見えるということです。