江戸川学園取手中学・高等学校は、茨城県取手市にある中高一貫校です。1978年に江戸川学園取手高等学校が創立され、9年後に江戸川学園取手中学校が開設されました。2012年4月には江戸川学園取手小学校も開校し、茨城県初の小・中・高12ヵ年一貫教育校となりました。小学校の校舎は中・高の校舎から1.5kmくらい離れたところにあります。
2016年度より、中等部段階から以下の3コース制となりました。
東大ジュニアコース(定員30名)
医科ジュニアコース(定員30名)
難関大ジュニアコース(定員180名)
※東大ジュニアコースと医科ジュニアコースは2年次に各2クラスにする予定です。
コース制による教育の主な特色
@東大ジュニアコースと医科ジュニアコースは、3年後に高等部東大コース、医科コースに直結する6ヵ年一貫の特色あるコースです。ただし、高等部へ進級する際は内部選抜があります。選抜で入れなかった場合は、高ニ、高三でチャレンジすることができます。
A難関大ジュニアコースに在籍していても、本人の希望と学力によって、中ニ、中三の進級時に東大ジュニアコースや医科ジュニアコースへのチャレンジが可能です。条件を満たした希望者が多い場合、クラス数を増やします。
B中等部段階から、将来への夢や目標の実現のために、従来通り道徳を柱とした心の教育を充実させると共に、各コースとも授業を第一に高等部の各コースに接続できるための基礎学力の定着を図ります。(各コースとも教科の指導内容や時間割は変わりません)。
C医科ジュニアコースは総合学習として病院の見学や中等部生向けの医科講和などを行います。
D各学年とも体験学習や社会科見学など取り入れ、探究心や研究心を深め思考力や課題解決能力などを磨く取り組みを行います。
E各コースとも卒業生による講和(受験体験や実際の大学生活などの)を実施します。
その他の特長として、「イベント教育」があります。オーディトリアムで行われる「イベント教育」は、世界の第一線で活躍している著名人の講演会や世界的な音楽家の演奏、古典芸能鑑賞などを行っています。イベント教育を通して、ものの見方や考え方に広がりと深みを与えられるように工夫と趣向を凝らしています。本年度の「イベント教育」として、5月に「文化講演会」、6月に川畠成道先生の「音楽講演会」が行われました。

オーディトリアムです。
尚、中学入試は2019年度募集より、英語入試を導入し、国算理社の4科または国算英からの選択となり、2022年度からは国算英理社の5科目入試になる予定です。また、高校入試は、2019年度募集より、3コース制となります。
ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の江戸川学園取手中学校の累計合格実績は84%(107名受験90名合格)です。

説明会会場です。
平成28年度中学入試結果
第1回 1/17
・応募者数
東大ジュニアコース
男子 158名、女子 75名、合計 233名
医科ジュニアコース
男子 124名、女子 72名、合計 196名
難関大ジュニアコース
男子 231名、女子 199名、合計 430名
・受験者数
東大ジュニアコース
男子 150名、女子 67名、合計 217名
医科ジュニアコース
男子 119名、女子 69名、合計 188名
難関大ジュニアコース(スライドを含む)
男子 314名、女子 238名、合計 552名
・合格者数
東大ジュニアコース
男子 48名、女子 24名、合計 72名
医科ジュニアコース
男子 36名、女子 12名、合計 48名
難関大ジュニアコース
男子 152名、女子 103名、合計 255名
第2回 1/25
・応募者数
東大ジュニアコース
男子 131名、女子 61名、合計 192名
医科ジュニアコース
男子 113名、女子 63名、合計 176名
難関大ジュニアコース
男子 201名、女子 180名、合計 381名
・受験者数
東大ジュニアコース
男子 74名、女子 29名、合計 103名
医科ジュニアコース
男子 69名、女子 48名、合計 117名
難関大ジュニアコース(スライドを含む)
男子 193名、女子 160名、合計 353名
・合格者数
東大ジュニアコース
男子 27名、女子 9名、合計 36名
医科ジュニアコース
男子 20名、女子 12名、合計 32名
難関大ジュニアコース
男子 105名、女子 84名、合計 189名
第3回 2/4
・応募者数
東大ジュニアコース
男子 118名、女子 55名、合計 173名
医科ジュニアコース
男子 105名、女子 58名、合計 163名
難関大ジュニアコース
男子 186名、女子 166名、合計 352名
・受験者数
東大ジュニアコース
男子 28名、女子 13名、合計 41名
医科ジュニアコース
男子 34名、女子 22名、合計 56名
難関大ジュニアコース(スライドを含む)
男子 108名、女子 88名、合計 196名
・合格者数
東大ジュニアコース
男子 10名、女子 6名、合計 16名
医科ジュニアコース
男子 10名、女子 12名、合計 22名
難関大ジュニアコース
男子 69名、女子 45名、合計 114名
・合格最低点(500点満点)
第1回 282点
第2回 290点
第3回 248点
・受験者平均点(国語150点、算数150点、社会100点、理科100点)
第1回
東大ジュニアコース
国語 84.8点、算数 91.6点
理科 68.5点、社会 66.2点 4科311.3点
医科大ジュニアコース
国語 77.6点、算数 83.9点
理科 63.3点、社会 60.6点 4科285.5点
難関大ジュニアコース
国語 69.8点、算数 69.1点
理科 58.0点、社会 53.5点 4科250.5点
第2回
東大ジュニアコース
国語 105.2点、算数 91.6点
理科 59.6点、社会 66.6点 4科323.1点
医科大ジュニアコース
国語 102.1点、算数 85.2点
理科 56.5点、社会 64.7点 4科308.5点
難関大ジュニアコース
国語 93.1点、算数 74.0点
理科 49.4点、社会 56.1点 4科272.9点
第3回
東大ジュニアコース
国語 96.3点、算数 65.7点
理科 64.2点、社会 70.2点 4科296.6点
医科大ジュニアコース
国語 88.8点、算数 63.4点
理科 62.2点、社会 64.3点 4科278.7点
難関大ジュニアコース
国語 84.5点、算数 48.7点
理科 55.9点、社会 58.3点 4科247.5点
・合格者平均点(国語150点、算数150点、社会100点、理科100点)
第1回
東大ジュニアコース
国語 100.0点、算数 117.8点
理科 75.5点、社会 75.7点 4科369.0点
医科大ジュニアコース
国語 98.4点、算数 113.6点
理科 74.5点、社会 73.1点 4科359.5点
難関大ジュニアコース
国語 85.8点、算数 91.5点
理科 67.8点、社会 66.2点 4科311.5点
第2回
東大ジュニアコース
国語 119.2点、算数 104.5点
理科 67.5点、社会 75.3点 4科366.5点
医科大ジュニアコース
国語 121.6点、算数 102.8点
理科 68.9点、社会 78.8点 4科371.9点
難関大ジュニアコース
国語 105.9点、算数 90.3点
理科 57.5点、社会 65.1点 4科318.8点
第3回
東大ジュニアコース
国語 110.5点、算数 79.5点
理科 72.7点、社会 77.6点 4科340.3点
医科大ジュニアコース
国語 98.8点、算数 82.0点
理科 68.6点、社会 76.4点 4科325.8点
難関大ジュニアコース
国語 93.4点、算数 57.9点
理科 60.7点、社会 65.6点 4科277.7点

中等部校舎です。
平成29年度中学入試について
・試験日程・募集定員
第1回 1月17日 定員150名
第2回 1月25日 定員60名
第3回 2月4日 定員30名
東大ジュニアコース(30名募集)
医科ジュニアコース(30名募集)
難関大ジュニアコース(180名募集)
・試験科目・時間・配点
第1回、第2回、第3回
国語・算数 各60分 150点満点
理科・社会 各40分 100点満点
合計 500点満点
・特待について
コースによる特待基準の差は一切ありません。
A特待 入学時納入金全額及び1年間の授業料免除
B特待 入学時納入金の全額免除
・帰国子女受験について
資格 海外の学校に通算1年以上在籍し、帰国後3年以内の者
入試科目(第1回、第2回、第3回)
国語・算数・英語各60分、各150点満点、合計450点満点
(英語での受験を希望しない場合は、一般と同じ4科目で受験)
・入試において、東大ジュニアコースと医科ジュニアコースの合格点に達しない場合は、難関大ジュニアコースへのスライド合格があります。
・第1回入試、第2回入試において、目指すコースの合格点に達しなかった場合は、再度チャレンジすることができます。
中等部入試問題の出題傾向と特色
【国 語】
本校が求めるのは、旺盛な知的好奇心と高い思考力を持ち、豊富な内容をインプットできる力と、インプットしたものをアウトプットする力を育むことのできる生徒です。入試問題もそうした力を試す出題になっています。
〈問題構成〉
これまで通り、長文読解の総合問題を三題出題します。文学的な文章(小説または随筆)が一題、論理的な文章(評論)が二題です。小学生にとってはなかなか手強い文章が出題されることもありますので、普段から難しめの文章に慣れておく必要があるでしよう。漢字やことわざ、慣用句、語句の意味といった基本事項も出題していますが、思考力を問う出題も多数出題しています。単純な暗記では高得点は取れません。第三問の最後の問題は要約問題または記述問題で、百字以内で解答することを求めます。
〈問題傾向〉
@ 文学的な文章では主に、話の筋を正しく把握できているかを問う問題や、登場人物の行動の理由や心情を読み取る問題などを出題します。読み手が勝手な解釈をするのではなく、書き手がどういうことを書こうとしているのかを読み取れているかどうかを問います。
A 論理的な文章では、どのような具体例を挙げているか、何について説明しているのか、同じ内容を言い換えているところはないかなど、オーソドックスな出題が主となりますが、よく考えて解答しないとミスをする問題もあります。普段からキーワードや接続語などに傍線を引きながら読み進めるなど、解答となる箇所や考えるヒントとなる箇所がすぐ探し出せる工夫をしましよう。
B 選択問題、論述問題、抜き出し問題いずれもあります。論述問題は条件を正確に把握すること、抜き出し問題は正確に抜き出すことを意識しましよう。
C 漢字の書き取り問題は一割程度の配点で出題します。
(トメ・ハネ・ハライなどの細かな部分は不問とします。一点一画を疎かにせず、読みやすい文字を書くことが大切です)
D 慣用句、ことわざ、四字熟語などの知識問題も出題します。文学史の問題は出題しません。
E 例年通り、論述問題(文章要約や筆者の主張のまとめなど)を出題します。範囲指定された文章を八十字〜百字以内でまとめる問題です。指定された条件に従い、内容を整理して書きましよう。
〈求める力〉
@ 基本的な語棄力
多くの言葉の正確な意味を知っていることは思考力を高める上で大切です。歯ごたえのある書物をじっくりと読むことで、知っている言葉、使える言葉が増えます。辞書をいつも手元に置き、知らない言葉の意味を調ペる習慣をつけましよう。また、ことわざ、慣用句、故事成語、対義語、同音異義語などの知識を増やし、読解力と表現力を高めてください。
A 文章を考えながらじっくりと読む力
難しい内容の文章であっても、安易に投げ出さず、文章の内容について納得できるまで考えながら読む習慣を身につけてください。思考力は、楽しく読めるライト・ノべルのような本では身に付きません。自分にとって難しいと感じるくらいの本を必死に読むこをで身に付きます。
B 正確で分かり易い文章を書く力
自分の考えは、書くことによって初めて明確になります。正確な文章を書くということは、物事について正確に考えるということにつながります。正確で分かり易い文章を書くカは一朝一タでは身に付きません。国語の問題を解<ときは、必ずノートに答えを書きましよう。自分の答案を先生に添削してもらうことも、表現力を高める上でとても役に立ちます。また、正確な文字を書くことも国語の大切な力です。漢字はもちろん、仮名についても丁寧に、その言葉の意味を考えながら正確に書<ように努めましよう。
【算 数】
中等部では数学を苦手科目にしないで得意科目にすることが大切です。そのためにはまず授業を第一とすることが大切です。教科書の学習に漏れがなく、教科書の本質を理解し、基礎学力を定着させ、数学を得意科目にすることが大切です。特に中等部時代は基礎学力の定着が重要です。授業を真剣に受ける姿勢が何よりも大事なのです。
次に「自分でやる」自学習の基本を身につけることが必要です。学校での授業を受けそれを家庭学習につなげ、予習や復習を意欲的に行う姿勢が身につけることが大切です。授業でインプットしたことを家庭での復習においてアウトプットすることで確実に授業内容が定着します。問題演習の解答の書き方においても、他の人に説明をするように分かりやすくノートにまとめることを心がけることで、得点力のある解答が書けるようになります。
中等部での数学学習は学習指導要領にありますように、数量や図形などに関する基礎的な概念や原理・法則についての理解を深め、数学的な表現や処理の仕方を習得し、事象を数理的に考察し表現する能力を高めるとともに、数学的活動の楽しさや数学のよさを実感し、それらを活用して考えたり判断したりしようとする態度を育てるものです。
数学の学習を通して、与えられた情報をどのように分析し、組み合わせ、そして問題を解決していくのかを学んでもらいたいと思います。数学は「考え方」を学ぶ教科です。教科書で学ぶ基本事項をスタートとして、奥深い数学の世界で頭を使い様々な問題を自分の力で解いていくことを楽しめるような生徒の入学を期待しています。
〈問題構成〉
第1回、第2回、第3回とも大問を7題出題します。解答形式は答のみの問題と途中計算や思考過程を必ず書くことの指定のある問題に分かれます。作図問題も出題しますが、図や線を描く問題ではフリーハンドでも構いません。必要な単位などはあらかじめ印刷してあります。出題形式は平成28年度入試と同じ形式になります。問題用紙はB5サイズの小冊子形式です。解答用紙はB4サイズです。
〈問題傾向〉
大問1は四則計算と小問集合となります。基本問題のみが出題されますが、毎年計算ミスなどが予想以上に目立つところですので、基礎を確実に固めておくことが必要です。
応用問題は6題出題します。出題範囲は過去問題集でも分析されているように、いろいろな問題が出題されます。偏りなくいろいろなパターンの問題を勉強しておくことが必要です。実際には図形の角度・長さ・面積や場合の数などがやや多く出題されています。
〈求める力〉入試で判断する力は、
@ 偏り無く幅広く理解する力
自分の好きな分野だけではなく、苦手な分野の問題にも挑戦しましよう。偏った学習をして合格しても、入学後に数学の授業で苦労をすることになります。
A 標準的な問題を確実に理解し解く思考力
難しそうに見える問題も、結局は基本・標準問題の組合せでしかありません。見た目に惑わされずにしっかりと問題文を読み、内容を読み取り、溶ら看いて解くように内容を読み取り、落ち着いて解くようにしましょう。使用しているテキストや参考書の問題を全て身につけておくことが大切です。
B 素早い計算力
四則計算を含む各分野の問題を解く中で計算力を見る問題を出題していますので、毎日計算練習をしっかりとやっておきましよう。問題を早く解くことができれば、それで浮いた時間を他の応用問題に回せます。即ち、素早い計算力があれば他の受験生よりも多くの時間を使い入試問題を解くことが出来るのです。
【理 科】
〈江戸川学園理科のアドミッション・ポリシー〉
江戸川学園理科においては「日常生活と社会との関連を図りながら自然科学への関心を高め,目的意識を持って実験・観察などを行い、探求する能力と態度を育てるとともに、基本的な概念や原理・法則を理解させ、科学的な見方や考え方を養う。」という目標に沿って、中等部・高等部ともに日々の学習指導が実践されています。
理科(自然科学)とは生物と環境、物質とエネルギー、地球と宇宙など、私たちをとりまく自然の謎を解き明かし、人類の英知を高めると同時に、広く社会の進歩に貢献することを目指す学問です。そのような目的を達成するためにも、本校理科としては次のような人の入学を求めています。
・自然界の不思議に関心を持ち、それらを解明したいと思っている人
・理科(自然科学)に魅力を感じ、もっと学びたいと思っている人
・理科(自然科学)を勉強し、社会の様々な分野で貢献したいと思っている人
〈出題の目的〉
上記のアドミッション・ポリシーの内容を確認するため、中等部入試問題においても「実験・観察・観測を通して文章や表、グラフから科学現象を読解する力」「科学的な思考力」「計算カ」など、自然科学を多角的に考えることができる力を身に付けているかを判断する作問を行っています。
〈問題構成〉
大問の数は4問です。内訳は、物理分野である「運動とエネルギー」から1問、化学分野である「物質と変化」から1問、生物分野である「生物と環境」から1問、地学分野である「地球と宇宙」から1問です。小問の数は40問程度となります。解答形式は記号選択や適語の記入、計算問題、文章による記述問題、作図やグラフの記入などです。昨年度から、より思考力を要する出題になっています。実験・観察・観測を通して、文章や表、グラフから科学現象を読解する力や、科学的な思考力、計算力をみる問題を出題します。
@物理分野である「運動とエネルギー」からは力と運動、電気と磁石、光と音に関する読解力と思考力、計算力を確認する問題を出題します。
A 化学分野である「物質と変化」からは気体・水溶液・金属の性質や溶解・燃焼に関する基本的な知識と、表やグラフの読解力および計算力を確認する問題を出題します。
B生物分野である「生物と環境」からは人体や植物、動物に関する基本的な知識と科学的思考力を確認する問題を出題します。
C 地学分野である「地球と宇宙」からは天体、気象、地形に関する基本的な知識と科学的思考力を確認する問題を出題します。
〈学習における注意点〉
学習方法で大切なことは、断片的な知識を暗記していくのではなく、さまざまな現象について「なぜだろう?」「どうして?」という気持ちを持ち続けながら、その疑問を解決していくことです。単なる知識の暗記ではなく、正しく論理立てて考え、疑問を解決していくような力をつけてください。また、正しく早く解ける計算力もつけるよう心がけてください。昨年度から、より思考力を試す問題となっていますから、過去問の中でも比較的難易度が高い問題にチャレンジして学習してほしいと思います。
【社 会】
社会科の入試問題は、地理・歴史・公民の3分野から出題します。内訳はやや歴史が多めで、次いで地理、公民の順となります。
江戸川学園の社会科は基礎的な学力と思考力を問う問題を取り入れています。そのなかで、昨年度より、思考力を問う問題を増やし、時事問題も出題しました。これは現在行われている教育改革・大学入試改革とも関わりますが、思考力とともに現代社会に関心を持つ生徒に合格して欲しいと考えているからです。それに伴い、従来通り文章記述も出題する予定です。思考力とともにまとめる力、表現する力をみていきたいと考えています。以上の理由により、昨年度から40問程度の出題数となっており、今年度も踏襲する方向です。
漢字指定の問題については毎年、必ず出題しています。これは語句を漢字で正しく理解していることが、その語の本質を理解していることになると考えているからです。地理・歴史・公民の全ての分野から出題します。漢字指定の問題については、漢字間違いや「かな」での解答は得点になりません。しかし、神経質になる必要はありません。過去問を参考にして下さい。基本的な事柄を漢字で書くようにしているだけです。過去問を見ていただくとお分かりいただけると思います。また例年もっとも多い質問として「漢字指定の質問以外で、漢字が分からない場合は、かなでいいのですか」という質問や問い合わせがいくつもあります。その場合はかなでかまいません。しかし、日頃から漢字で書けるものは漢字で書くという習慣を身につけておくと良いと思います。
【地理分野の出題傾向】
江戸川学園の地理分野の出題では、今まで日本地理を重視していましたが、今年度の入試から世界地理の問題を出題するように検討しています。それ以外には、例年通り地形図の出題やグラフの読み取りなど、持っている知識を使って解くという思考力を問うような出題をします。難問や奇問の類は、出題しません。本当に基本的なことが身についているかどうかを確かめる問題が中心です。
【歴史分野の出題傾向】
江戸川学園の社会の入試問題では、3回の入試を通して、全時代から万遍なく出題することを、心がけています。各時代で弱点が出来ることの無いようにして下さい。また、毎年、文章記述の問題を出題するように心がけています。理由は、歴史をきちんと理解しているかどうかを知りたいからです。理解しているということは、学んだことを自分で説明できることです。受験生の多くは、学んだことを一生懸命覚えます。しかし、覚えただけでは理解できているとは言えません。自分で説明できて、はじめて理解していると言えるでしょう。普段から重要な歴史的出来事の背景や内容、そして歴史的な意義を説明できるようにして下さい。
【公民分野の出題傾向】
江戸川学園の公民分野では、政治や財政、国際関係など幅広く出題しています。そのなかでも日本国憲法の条文の理解は大事です。同時に昨年度より時事問題を出題しています。日頃から社会でどのようなことが起きているのか、自分たちにどの様な影響を与えるのかを考えていきましよう。

高等部校舎の3号棟です。
平成28年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大138名
東京大11名、京都大2名、東京工業大1名、東京医科歯科大1名、お茶の水女子大5名、東京学芸大1名、東京農工大3名、電通大4名、東京海洋大2名、東京外国語大2名、千葉大17名、筑波大23名、横浜国立大7名、北海道大1名、東北大4名、首都大東京2名 等
・私立大
早稲田大85名、慶應義塾大45名、上智大9名、東京理科大143名
明治大60名、青山学院大13名、立教大30名、中央大46名、法政大39名、学習院大20名 等
最後に学校説明会等の詳細は、 こちら まで。
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