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2018年06月07日

塾対象説明会レポート:芝浦工業大学柏中学校

 芝浦工業大学柏中学高等学校は、千葉県柏市にある男女共学の中高一貫校です。昭和55年に芝浦工業大学柏高等学校が男子校として開校しました。平成2年には男女共学となり、平成11年に中学校が開校しました。アーバンパークラインの新柏駅からと常磐線の柏駅からスクールバスが走っております。千葉の東葛地域のみならず、船橋方面からの多くの受験生が受ける学校の一つです。

 芝浦工業大学柏中学高等学校の最近の話題として、「スーパーサイエンスハイスクール」に再指定されました。前回、2004年〜2008年までの5年間指定を受け、終了後もプログラムを継続しています。また、現中1が中3になったとき、全員参加のニュージーランドホームステイ(10泊12日)を実施することが決まったようです。

 芝浦工業大学柏高等学校では「グローバルサイエンスクラス」「ジェネラルラーニングクラス」の2つのコースがあります。「グローバルサイエンスクラス」は、東大をはじめとする最難関国公立大を目指すクラスで、そうした大学に合わせて履修科目が決まっています。通常授業では、アクティブラーニングなども実施しながら、自分たちで理解し、表現することを目標としています。「ジェネラルラーニングクラス」は、国公立大、難関私大を目指すクラスです。補習なども適宜実施しながら、5教科7科目を高いレベルで学習していきます。2016年度より中学校でも「グローバルサイエンスクラス」が設置されました。入試結果をもとに成績上位者40名で1クラス編成となります。英語入試で合格した者も含みます。モーニングレッスンなどを中心に習熟度別授業も行います。

 2018年度中学入試は、全ての回志願者数受験者数とも増加しました。合格者数第1回・第2回入試で若干増加したため、実質倍率第1回2.1倍(昨年度2.1倍)、第2回4.6倍(昨年度4.3倍)となりました。第3回入試は、受験者数が昨年度の1.7倍となり、さらに合格者数を20名と絞ったため、実質倍率6.7倍(昨年度2.2倍)に上昇しました。第1回第2回入試では、英語入試(英語による口頭試問)も行われ、英検3級相当と判断した場合は10点の加点、それ以上と判断した場合には、英語力に応じてより加点を行いました。英語入試からの入学者数は7名でした。また、女子の受験生が増加し、入学者の男女比が約2:1になりました。

 2019年度中学入試は、大きな変更点はありませんが、現在思考力と問う問題の比重を増やすことを検討しています。

 2018年度大学入試合格者数は、国公立大京都大3名、東工大1名、一橋大1名を含む47名(現役37名)で、昨年度より18名減少(現役11名減少)となりました。高校で「グローバルサイエンスクラス」が設置されてから、初の卒業生となりました。「グローバルサイエンスクラス」から、京都大の理学部数学科に、特色入試で合格した1名を含め合計3名の合格や、東北大のAO入試で1名合格、ロンドン大UCLへ1名合格と成果は出ているようです。
 私立大学の定員厳格化の中、早慶・GMARCHなどの合格者は増加しています。GMARCH以上の実合格率も48%(昨年度52%)で、昨年度より若干減少しましたが、約半分の生徒は、GMARCH以上の大学の合格を勝ち取っています。また、芝浦工業大学内部推薦で進学する生徒は27名で9.5%でした芝浦工業大学に内部推薦で進学する場合にも、大学に入学してから大学の授業についていけないと困るので、数学や物理ができないと推薦されません。

 ちなみに、エクセレントゼミナールの生徒の芝浦工業大学柏中学校の累計合格実績は70%(61名受験43名合格)です。

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芝浦工業大学柏中学高等学校の校舎です。


2018年度中学入試結果
第1回 1/23
志願者数
 男子 672名、女子 310名、合計 982名
・受験者数
 男子 574名、女子 258名、合計 832名
・合格者数
 男子 265名、女子 134名、合計 399名※
※GS合格87名を含む
 特別奨学生 54名
・合格最低点(350点満点) 177点

第2回 1/27
志願者数
 男子 511名、女子 232名、合計 743名
・受験者数
 男子 357名、女子 138名、合計 495名※
※GS再挑戦者含む
・合格者数
 男子 80名、女子 28名、合計 108名
※GS合格19名を含む
 特別奨学生 9名
・合格最低点(350点満点) 206点

第3回 2/4
志願者数
 男子 319名、女子 164名、合計 483名
・受験者数
 男子 88名、女子 46名、合計 134名
・合格者数
 男子 14名、女子  6名、合計  20名
・合格最低点(200点満点) 第3回 122点


各科目からの分析・差のつく一問・2019年度入試の変更点など

国語
漢字・物語・評論の3題構成
漢字は記述型、成分や成り立ちを意識
物語は「名作シリーズ」
評論では100字程度の記述・自分の言葉で説明する
漢字や接続詞などの基本的な問題で差がつく
心情の推移や自分の読み取りなどで差がつく
ふさわしくないもの・自分の言葉で、など
100字記述は自分の言葉でまとめる・わかっているかどうかを問う形式に変更→やや差がつきだした
漢字は、同傾向で出題

算数
基本的な計算力や解法を身につけることだけにとどまらず、考える力を試す問題を出題
型にはまらない思考力を試している
1小問、2中問、3〜5大問、大問は分野の違い、途中式は一題
面倒な計算問題と3〜5の前半を確実に解くこと
空間図形で差がつくことが例年多い
記述では採点者に伝わる論理的な書き方
長い問題文を読み解く力も大切
なぜその答えになるか解法を考える力がほしい
※大問の一部について出題形式について検討中

社会
1歴史分野、2地理分野(日本地理・地形図)、3公民分野
昨年度は公民分野・地形図で差がつく問題多い
時事問題やその理解を問う問題など
表・グラフ・写真などの読み取り
15〜50字の説明問題あり
ポイントを押さえて、わかりやすく説明
問題数は少なくない。
解答しやすい分野・問題から解く習慣

理科
1生物分野、2地学分野、3化学分野、4物理分野
まんべんなく出題、総合的問題は各分野の中で問う
知識問題・実験問題・記述問題・計算問題
日常の中で、考える力
計算問題 2段階以上のもの
実験観察問題 方法や手順も
理由などを述べる記述問題
グラフや表の読み取り問題

3回目入試
課題作文(文)(理)それぞれ45分+面接
課題作文は簡易な適性検査型論述作文
面接は人物を確認する簡易なものだが、やや重視
3回目のみ受験も可。1回目、2回目を受験している場合は、加点要素として点をみる
基本的には課題作文の得点で決まると思ってよい
1回目・2回目残念に終わった生徒を別の視点から評価してとりたい→以前の結果がよい
表や文章をよみとりつつ自分の意見を書く
配点、合格最低点を公表している…HP
昨年度の合格最低点は60%

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説明会会場のホール棟です。


2018年度大学入試結果(合格者数)
国公立大47名(現役37名)
 京都大3名、東工大1名、一橋大1名、東北大1名、名古屋大1名、大阪大1名、東京学芸大1名、千葉大10名、筑波大8名、横浜国大5名、埼玉大1名、首都大東京4名 等
私立大
 早稲田大43名、慶應義塾大15名、上智大25名、東京理科大53名、
 明治大57名、青山学院大16名、立教大46名、中央大40名、法政大40名、学習院大14名
 芝浦工大(一般)98名、芝浦工大(推薦)27名 等
卒業生数284名


 最後に、学校説明会の詳細は、 こちら まで。

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posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 塾対象説明会レポート2018

2018年05月29日

塾対象説明会レポート:立教女学院中学校

 立教女学院中学校は、杉並区久我山にある女子の完全中高一貫校です。最寄駅の京王井の頭線三鷹台駅からは徒歩1分とすぐ近くにあります。たくさんの緑に囲まれたキャンパスの広さは、約5万平方メートルあり、中・高の他に小学校や短期大学もあります。

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京王井の頭線三鷹台駅前の坂下門です。

 大学進学について、この春卒業した生徒の立教大学へ進学した生徒は90名で、卒業生の49.5%でした。また、立教大学への推薦受け入れ枠は121名で、希望する生徒はほぼ進学できる数を確保しています。

 立教女学院がめざす女性は「知的で品格のある凛とした女性」です。これを以下の5つの教育目標にまとめています。

5つの教育目標
1.他者に奉仕できる人間になる。
2.知的で品格のある人間になる。
3.自由と規律を重んじる人間になる。
4.世の中に流されない凛とした人間になる。
5.平和をつくり出し、発信する人間になる。

この教育目標を具体的には次のように実践します。
1.毎朝の礼拝、土曜集会、ボランティア活動を大切にする。
2.バランスのとれた基礎学力に基づく論文作成をめざす教科教育は勿論のこと、特にARE学習、語学教育を大切にする。
3.自分たちで考え、判断し、行動するために自治活動等を大切にする。
4.平和教育から自分に何ができるか考えることを大切にする。

ARE学習とは、
1.テーマ、課題を自ら求める・・・・・・・ASK
2.テーマに基づき徹底的に調べる・・・・・RESEARCH
3.プロセスと結果を言語化して発表する・・EXPRESS
という1〜3の三つの英単語の頭文字を取って命名した名称です。

 2000年度より、総合的な学習にあたる時間に、自らの問いを調べてまとめることにより自学自習能力を養う「ARE学習」を行っています。この学習により将来の生きる基礎となる学力を養い、広く社会に貢献できる人間になることを目指しています。2003年度からは高校3年生でも「ARE学習」で、卒業論文を書いています。中学生の間は、その準備として、興味の幅を広げて学習スキルの習得に励みます。具体的な活動は、以下の通りです。

中1 新聞または地域調査
 新聞を題材に広く社会に目を向ける。地域の課題を見いだし、将来を考える。
中2 修学旅行 事前学習
 長崎・平戸の修学旅行へ向けての準備を行う。
中3 平和学習
 平和をテーマとし、戦争とは何か、平和な社会とは何かを考える。
中3 人権
 人権をテーマとし、一人一人が個人として尊重される社会のあり方について考える。

また、6年間の学年目標は以下の通りです。
中学1年 新しい自分を見つけよう
中学2年 人とのつながりを大切にしよう。
中学3年 将来の進路に向かって進もう
高校1年 知る力を身につけよう
高校2年 見抜く力を身につけよう
高校3年 本当に重要なことを見分けよう

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説明会会場となったマーガレットホールです。


2018年度中学入試結果
一般入試
・志願者数 291名(2017年度 288名)
・受験者数 282名(2017年度 282名)
・合格者数 131名(2017年度 124名)
・合格最低点(300点満点)
 194点(2017年度 206点)
・合格者平均点(国語、算数各90点、社会、理科各60点)
 国語72.56点、算数50.59点
 社会47.22点、理科41.06点
 4科211.44点
・受験者平均点
 国語66.84点、算数42.50点
 社会43.61点、理科38.49点
 4科191.44点
・入学者数 112名

帰国生入試
・志願者数 82名(2017年度 87名)
・受験者数 81名(2017年度 84名)
・合格者数 36名(2017年度 34名)
・入学者数 20名

国語(90点満点)
得点率 全体平均 74.3%、合格者平均 80.6%
第1問 説明的文章(2000字程度)
香山リカ『「いじめ」や「差別」をなくすためにできること』
得点に差のついた問題(合格者と不合格者の差)
問四《長い記述問題》(30.6%)
問六《要旨を捉える選択問題》(18.0%)
第2問 文学的文章(4000字程度)
朝比奈蓉子『わたしの苦手なあの子』
問二《心情を問う選択問題》(18.8%)
問六《比喩表現から心情を読み解く記述問題》(11.0%)

算数(90点満点)
得点率 全体平均 47.2%、合格者平均 56.2%
得点に差のついた問題(合格者と不合格者の差)
問題1
(1)四則計算(9.8%)
(2)小数計算(13.1%)
(6)割合
 @(15.8%)
 A(15.6%)
 B(19.4%)
(7)規則性
 @(12.1%)
問題2
(1)時間・速さ
 A(10.5%)
問題3
(1)数え上げ(12.7%)
(2)周期性(16.0%)
(3)周期性(19.9%)

社会(60点満点)
得点率 全体平均 72.7%、合格者平均 78.7%
分野別得点率(受験者)
地理的分野(大問1、2)76.7%
歴史的分野(大問3)66.5%
公民的分野(大問4)75.6%

理科(60点満点)
得点率 全体平均 64.2%、合格者平均 68.4%
分野別得点率(受験者)
大問1 化学分野 95.2%
大問2 地学分野 53.8%
大問3 物理分野 29.3%
大問4 生物分野 69.1%

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グラウンドです。


2019年度中学入試について
国語(45分90点)
受験生に求める力
・筆者が述べている内容を、文章に即して正確にとらえる力
・表現された状況や登場人物の会話などを手がかりに、人物の心情をとらえる力
・読み手が理解しやすい文章を整然と組み立て表現する力
・同年代、現代に限らず、幅広い文章を読みこなす力
・日常生活の中で使用されるような基本的な言葉を正しく使う力、慣用句などの知識
・漢字の読み書き(教育漢字の範囲内)

算数(45分90点)
問題1
・丁寧で正確な計算力
・典型的な問題を素早く解く力
問題2、3、4
・状況をその場で分析・把握し、数えあげ調べる力
・誘導に従い、最後の設問までたどりつく力
・見慣れない問題形式であっても、積極的に手を動かして考える習慣を身につけてほしい
 多少遠回りしても、答えを着実に導ける力(問題に対する向き合い方)

社会(30分60点)
・地理・歴史・公民の3分野から、まんべんなく出題。
・基本的事項の理解の徹底、+応用力を問う出題もする。
・長文の論述問題は出題していない。
・語句の丸暗記にならず、内容を理解すること。
 地図やグラフ、資料の読み取りなど、知識をもとに考える。
・地名や人名、政治経済用語などは正確な漢字で答えられるように。
・地図帳を見る習慣と身につける。
・各時代の流れをきちんとおさえる。
・常に日本や世界の動きに関心を →時事問題を出題
・問題文をよく読み、指示に従うこと。
 過不足なく答えること。

理科(30分60点)
・出題範囲は、物理、化学、生物、地学の4分野から、1題ずつを予定。
・小問数は、例年道り(25問程度)
・グラフや表の結果を正確に読み取る力が必要。
・自然科学に関するニュースは要チェック!!
・知識は、教科書の内容程度、教科書の範囲を超えた出題をする場合は、問題文で丁寧に説明する。問題文から、情報やヒントを見つけてほしい。
・解答形式は例年通り
(記号選択、単語や数値での解答形式を予定)

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聖マリア礼拝堂です。


2018年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大 9名(2017年度 12名)
 東京大1名、東京工業大1名、北海道大1名、会津大1名、山梨大1名、防衛医科大1名
・私立大
 早稲田大19名、慶應義塾大21名、上智大11名、東京理科大5名、
 明治大11名、青山学院大2名、立教大98名、中央大2名、法政大11名、学習院大1名 等
・卒業生数163名 
・立教大学への推薦制度の受入総数121名


 最後に、学校体験日6月30日(土)9:00〜12:40で行われます。学校体験日は、礼拝体験、授業体験、部活動見学および個別相談などができます。予約は5月30日(水)10:00から受付開始となります。 予約はこちら  まで。学校説明会・文化祭等の詳細は、こちら  まで。

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2018年05月24日

塾対象説明会レポート:三輪田学園中学校

 三輪田学園中学校は、千代田区九段北にある女子の完全中高一貫校です。1887年に開校し、昨年130周年を迎えました。これを大きなターニングポイントにしたいと考え、新しいロゴをデザインしました。

 三輪田学園ディプロマ・ポリシーは、「誠実で、だれとでも『つながる』ことができ自らの人生を切り拓いて生きる、「徳才兼備」の女性」です。それが、どんな時代にあっても、最も必要なチカラと考えるからで、そのために、新しい取り組みを始めています。

 中1から高1までの全員がiPad Air Miwadaモデルを持ち、授業や部活、e-ポートフォリオ作成等に活用しています。高1の情報の授業では、MacBookを使ってアプリ開発を行っています。

伝統の読書教育とIT教育の両立
「三輪田の読書」
・豊かな感性を育てる
・想像力を育てる
・知識を深める
「タブレットを使った学習」
・視覚や聴覚でアクティブに学ぶ
・発信する
 「三輪田の読書」と「タブレットを使った学習」が補完している。

校外活動も充実しています。
・法政大学 理科実験教室
・外濠水質調査
・成田空港Global Day-trip

 平成30年度中学入試の結果は、午前入試に関しては応募者数、受験者数ともは少し増えました。また、第1回入試(2月1日)に午後入試が新設されました。午後入試では、応募者数、受験者数とも400名近くの数を集めました。今年度は歩留まりが良く、例年より20名ほど多い196名の入学者数となりました。よって繰り上げ合格はありませんでした。
 平成31年度中学入試は、第1回入試(2月1日)の午後入試の募集人員を30名に増やします。それにともなって、午前入試の募集人員は、第1回70名、第2回50名、第3回20名とそれぞれ2名、5名、5名の減少となります。

 平成30年度大学入試の結果は、国公立大学が一橋大、東京農工大など8名合格、早稲田大11名、慶應義塾大4名など早慶上理ICU+MARCHが98名の合格でした。また、医歯薬・看護医療系が87名合格で、そのうち26名が薬学部、看護学部が47名です。医歯薬・看護医療・栄養系へは32名が進学しています。医学部医学科2名を含んでいます。農・生物系は70名合格しています。

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三輪田学園の校舎です。

2018年度中学入試結果
・応募者数
第1回午前 2/1
2科生  37名(2017年度 2科生  33名)
4科生 173名(2017年度 4科生 171名)
第1回午後 2/1
2科生 398名
第2回 2/2
2科生  44名(2017 年度 2科生  45名)
4科生 243名(2017 年度 4科生 223名)
第3回 2/3
4科生 251名(2017 年度 4科生 215名)
※帰国生の応募は、第1回午前2科生に1名あり。

・受験者数
第1回午前 2/1
2科生  36名(2017 年度 2科生  32名)
4科生 164名(2017 年度 4科生 153名)
第1回午後 2/1
2科生 384名
第2回 2/2
2科生  20名(2017 年度 2科生  22名)
4科生 146名(2017 年度 4科生 106名)
第3回 2/3
4科生  90名(2017 年度 4科生  63名)

・合格者数
第1回午前 2/1
2科生  29名(2017 年度 2科生  23名)
4科生  87名(2017 年度 4科生 114名)
第1回午後 2/1
2科生 173名
第2回 2/2
2科生  10名(2017 年度 2科生  11名)
4科生  85名(2017 年度 4科生  82名)
第3回 2/3
4科生  41名(2017 年度 4科生  25名)

・繰り上げ合格者数
なし

・合格者最低点(第1回、第2回入試は200点満点、第3回は300点満点)
※第1回午前、第2回入試の合格者の決定方法は、2科生は国・算の合計点を得点とし、4科生は4科合計点を1.5で割った得点と国・算合計点の高い方の得点

を採用し、得点順に合格者を決める。
第1回午前 144点(2017 年度 127.0点)
第1回午後 154点
第2回   131点(2017 年度 115.0点)
第3回   193点(2017 年度 213点)

・合格者平均点(国語100点、算数100点、社会50点、理科50点)
第1回午前
国語80.7点、算数80.5点、社会32.2点、理科30.3点
2科164.6点(2科生)、160.1点(4科生)、
4科160.2点(2科換算の得点)
第1回午後
国語81.6点、算数84.6点、
2科166.5点
第2回
国語84.3点、算数65.6点、社会29.6点、理科30.7点
2科156.2点(2科生)、149.1点(4科生)、
4科149.2点(2科換算の得点)
第3回
国語75.5点、算数71.8点、社会34.1点、理科30.6点
2科147.4点、4科212点

・受験者平均点
第1回午前
国語74.3点、算数70.5点、社会30.6点、理科27.8点
2科144.7点、4科145点(2科換算の得点)
第1回午後
国語73.9点、算数74点
2科147.9点
第2回
国語78.8点、算数56.1点、社会27.6点、理科28.4点
2科134.9点、4科135.2点(2科換算の得点)
第3回
国語69.4点、算数57点、社会28.3点、理科26.6点
2科126.4点、4科181.4点

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グラウンドです。

2019年度中学入試について
・日程・募集人員・科目
第1回 2/1午前 70名募集 2科・4科選択 
第1回 2/1午後 30名募集 2科
第2回 2/2 50名募集 2科・4科選択 
第3回 2/3 20名募集 4科

※帰国生入試
 11/24(土)  若干名募集
国語(作文)・算数+保護者同伴面接(日本語)

変更点
・募集人員が変更となります。
第1回午前 70名募集
第1回午後 30名募集
第2回午前 50名募集
第3回午前 20名募集
・帰国生入試が11/24(土)になります。

・国語
@7000字以上の長文1題、もしくは中位の長さの文章を2題出題する。
A漢字の読み書きを、10〜15題程度出題する。
B内容の読み取りについては、部分的な読み取りの他に全体の内容を問う問題もある。
C30〜50字程度の記述問題も出題する。
D接続詞(「しかし」「そして」など)や副詞(「まったく」「かなり」など)の空所補充問題は頻出。
E慣用句の類は、本文に即した形で出題する。単独で出題することはない。
・算数
@出題傾向は大きくは変わらない。
A1枚目は、計算問題と標準的な知識を問う文章題を5〜6題ほど出題する。公式を理解し、使いこなせるようにした上で、類題を何度も繰り返し解いて練習してください。その際、計算間違えもしないように気をつけて取り組みましょう。
B2枚目は、応用問題を3題出題する。例年、グラフや表を使った問題、立体、平面図形の問題などを出題している。ここでは途中式を書くので、普段から答えを導くまでの考え方(式や図)を書く習慣を身につけておきましょう。
Cグラフを利用する問題と円周率(3.14)を使う問題は、すべての回に出題します。円の周の長さや面積を求める計算が確実にできるようにしておきましょう。
・社会
@出題範囲・傾向は大きくは変わらない。地理・歴史・公民の各分野からまんべんなく出題する。
A今年も「これだけは覚えておこう!」というプリントを配布するので、ぜひ活用してください。
B都道府県名や庁所在地を問う問題は、今後も必ず出題する予定なので、正しい漢字と地図上の位置がわかるようにしておいてください。地理だけで出題されるとは限りません。
Cグラフや資料の読み取り、論述問題も出題する。これらの問題に対応するためにも、過去問をしっかり解いておいてください。
D時事問題も出題する。日頃から社会の動きにも気を配っておきましょう。
・理科
@物理・化学・生物・地学の各分野から出題する。小学校の教科書に載っている内容を、実験や観察も含めてよく理解しておくことが大切である。
A実験や観察の目的を、それに用いる器具や薬品、生物の例なども含めてしっかりと理解しておきましょう。
B昨年度は、実験や観察の結果がどうなるか、また、そこから何が分かるかを記述する問題も出題した。
C身のまわりに見られる自然現象、新聞やニュースで報道されるような科学的な話題にも目を向けてください。
D表やグラフを正しく読み取った上で考えるタイプの問題や基本的な計算問題も出題するので、暗記に偏ることなく、考えながら学んでいく学習を心がけてください。

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正門です。

2018年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大 8名(H29年度15名)
 一橋大1名、東京農工大1名、東京海洋大1名、横浜市立大1名、静岡大1名、
 埼玉県立大2名、神戸市外国語大1名
・私立大
 早稲田大11名、慶應義塾大4名、上智大1名、東京理科大3名
 明治大15名、青山学院大7名、立教大26名、中央大3名、法政大18名、
 学習院大10名 等
・卒業生数160名

 最後に、OPEN SCHOOL6月23日(土)14:00〜16:00で行われます。OPEN SCHOOLでは、授業体験やクラブ体験などができます。予約は こちら  まで。説明会等の詳細は、こちら  まで。

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2018年05月15日

塾対象説明会レポート:本郷中学校

 本郷中学校・高等学校は、豊島区駒込にある男子の中高一貫校です。最寄駅はJR山手線の巣鴨駅で、巣鴨駅から徒歩3分と交通の便の良いところにあります。

 2018年度中学入試は、出願方法が変更となり、WEB出願となりました。2015年度から2017年度のまでの3年間は3回合計で2200名を超える応募がありましたが、今年度はWEB出願の影響もあったためか、3回合計で1892名で、昨年度と比べると413名の減少となりました。ただし、受験者数は3回合計で1802名で、昨年度と比べると151名の減少に留まっています。例年第2回の手続者が少ないため、今年度も昨年度、一昨年度に続き、第2回の合格者を大幅に増やした結果、第2回の実質倍率は昨年度と同じ2.0倍でした。繰り上げ合格に関しては、昨年度はありませんでしたが、今年度は3回合計で15名の発表がありました。

 2018年度の大学入試の結果は、国公立大学の合格者が昨年度の107名から92名と減少しました。また、私立大学は定員厳格化により、早慶上理・GMARCHなど多くの大学で合格者数が減少する中、早稲田大の119名(+3名)、中央大の41名(+14名)は合格者数を増やし、上智大は昨年度と同じでした。また医学部の合格者は61名と昨年より増加しました。なお、進路未決定者(浪人)の割合が昨年度34.1%と減少しましたが、今年度は44.9%と大幅に増加しました。

 本郷学園の教育内容としては、「文武両道」「自学自習」「生活習慣の確立」を教育方針として、自分の意見をきちんと人に話すことのできる生徒の育成をめざしています。
 中学では学力均等のクラス編成で、学校生活のベースを築くとともに、学力の定着をはかります。高校2年次からは、高入生との混合クラス編成となり、特進コース(文科・理科)・進学文科コース・進学理科コースに分かれます。
 6年間の学習内容を5年間で修了し、高校3年次を丸ごと受験対策演習にあてられるように、先取り授業を実施しています。高校3年生では、学校設定科目としての受験講座が正規の時間割の中に組み込まれています。

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本郷中学校の正門です。


2018年度中学入試結果

・応募者数
2/1 第1回 397名(2017年度  455名)
2/2 第2回 988名(2017年度 1085名)
2/5 第3回 507名(2017年度  765名)

・受験者数
2/1 第1回 390名(2017年度  427名)
2/2 第2回 873名(2017年度  902名)
2/5 第3回 388名(2017年度  473名)

・合格者数
2/1 第1回 143名(2017年度  153名)
2/2 第2回 440名(2017年度  448名)
2/5 第3回  64名(2017年度   42名)
第2回入試の合格者を多めに出した。

・合格最低点(350点満点)
2/1 第1回 225点(2017年度 193点)
2/2 第2回 207点(2017年度 206点)
2/5 第3回 226点(2017年度 239点)

・受験者平均点(国語100点、算数100点、社会75点、理科75点)
2/1 第1回 国語55.8点、算数59.1点、社会50.5点、理科44.7点
2/2 第2回 国語60.5点、算数57.6点、社会40.8点、理科44.3点
2/5 第3回 国語48.3点、算数43.0点、社会51.6点、理科51.1点

・合格者平均点
2/1 第1回 国語61.4点、算数74.8点、社会55.6点、理科51.4点
2/2 第2回 国語68.2点、算数67.1点、社会46.1点、理科51.0点
2/5 第3回 国語58.9点、算数63.2点、社会58.0点、理科59.4点

・繰り上げ合格者数
2/1 第1回 7名(2017年度  0名)
2/2 第2回 6名(2017年度  0名)
2/5 第3回 2名(2017年度  0名)
3回分合計  15名(2017年度  0名)
繰り上げ合格の連絡は、それぞれの回の合格最低点に近い受験生から、電話により連絡をする。その際、複数回実受験者を優遇する。

・入学者数
2/1 第1回 130名(2017年度 136名)
2/2 第2回  87名(2017年度 105名)
2/5 第3回  43名(2017年度  23名)
3回分合計   260名(2017年度 264名)
・不合格者には点数を公表して、再受験する際の目安となるようにしている。

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人工芝のグラウンドです。


2019年度中学入試について
・変更点
 出願開始日 1/10(2018年度までは1/20)
・入試日程・募集人員・合否発表・手続締切に変更点はありません。
 第1回 2/1  80名募集 4科目
 第2回 2/2 120名募集 4科目
 第3回 2/5  40名募集 4科目
・繰上合格は、複数回実受験者から選出する。
・帰国子弟の受入優遇(10点加算
《条件》1年を超える期間海外に在留し、帰国後3年以内の日本国籍の者。
 提出書類・海外在住期間と保護者が同伴していることを会社が証明した書類
 (WEB出願後に提出)

2018年度大学入試結果(合格者数)
・国公立大 92名(2017年度 107名)
 東京大17名、京都大3名、一橋大10名、東京工業大10名、東京農工大4名、電気通信大1名、東京学芸大5名、東京海洋大2名、首都大東京2名、横浜国立大3名、千葉大5名、埼玉大2名、筑波大6名、北海道大3名、東北大1名、大阪大1名 等
・私立大
 早稲田大119名、慶應義塾大74名、上智大37名、東京理科大92名
 早慶上理計 322名(2017年度 362名)
 明治大126名、青山学院大14名、立教大25名、中央大41名、法政大40名、学習院大7名、GMARCH計 253名(2017年度 293名)
・医学部医学科 61名
・卒業生数 303名

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説明会会場は2号館地下2階の講堂です。


最後に説明会・学校見学・行事の紹介です。

中学校
・学校説明会  *予約不要
 5月19日(土) 14:00〜  講堂 終了後 校内見学
 9月 2日(日) 10:30〜  講堂 終了後 校内見学
10月13日(土) 14:30〜  講堂 終了後 校内見学

・入試説明会(入試問題傾向解説あり)  ※HPで登録制
11月 1日(木) 10:30〜  講堂 終了後 授業見学
11月24日(土) 14:00〜  講堂 終了後 校内見学

・夏休み見学会  *1ヶ月前からHPにてWEB予約開始
 7月15日(日)   @9:30〜 A13:00〜 B16:00〜 
・親子見学会   *1ヶ月前からHPにてWEB予約開始
12月23日(祝)   @10:30〜 A14:00〜 
・オープンキャンパス体験入部  ※9月からHPにてWEB予約開始
10月 6日(土) 14:00〜16:00
※体験授業、クラブ活動体験入部、入試相談コーナー開設

中学・高校
・学校公開行事
体育祭  6月13日(水) グラウンドにて中高合同で実施
本郷祭  9月15日(土)、16日(日) 
中高合同で実施 入試相談コーナー設置

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2018年05月08日

塾対象説明会レポート:鴎友学園女子中学校

 鴎友学園女子中学校は、世田谷区宮坂にある女子の完全中高一貫校です。1935年に創設され、今年で83年になります。最寄駅は、小田急線の経堂駅または、世田谷線の宮の坂駅になります。
 鴎友学園では創立以来、キリスト教の精神を基盤に「慈愛(あい)と誠実(まこと)と創造(そうぞう)」を校訓として心の教育を行っています。神から社会の中で生きる私たちに与えられた「慈愛(あい)」で他人を思いやり、自分を大切にする心を育んでいきます。また、神から与えられた可能性を一人ひとりが発見し、その可能性を「誠実(まこと)」に伸ばし、社会の中で発揮して「創造(そうぞう)」的に生きることができるような人物を育てていきます。鴎友学園では学力の充実とともに、社会性の獲得を学校の大切な役割と考えています。

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鴎友学園の正門です。

中学入試について
第1回入試
・出願者数、受験者数ともに3年連続増加
・昨年度に比べ、ボーダーライン上に受験生が集中
・合格者数は昨年度より10名減
・入学者数は昨年度並み
第2回入試
・受験者数が初めて300名を超えた
・再チャレンジ率が上昇(83.9%→87.6%)
・再チャレンジ受験生の合格率も上昇(14.8%→16.4%)
・再チャレンジ受験生の入学率も上昇(91.0%→92.8%)
・再チャレンジ合格者27名の4教科の合計点(400点満点)は平均で50点上昇
 最高は85点上昇
 合格者の上位1/3に4名 ※ボーダーの合格だけではない
参考)4教科の合計点を比較すると
・再チャレンジの受験生全体では、平均23.2点上昇
・全受験者の平均点は、7.9点しか上がっていない。

 鴎友学園女子中学校の理科・社会の入試問題は、カラー印刷になっています。また、国語の入試問題は記述式で、字数制限のない問題もありますので、実物の入試問題で練習する必要があります(1行の字数の目安は、25字から30字です)。鴎友学園のホームページに最近3年分の入試問題(入試問題はこちら)がありますので、こちらを利用すると良いでしょう。

 平成30年度大学入試の結果 国公立大学への進学率が30.0%、難関私立大(早慶上理ICU)22.3%と国公立大学と難関私立大を合わせると52%と過半数の生徒が進学しています。また、幅広い進路選択が可能で、芸術系に進学する生徒もいます。

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鴎友学園のグラウンドです。説明会当日の天気は雨でした。

2018年度中学入試結果
・応募者数
第1回 486名(H29年度 463名、H28年度 452名)
第2回 509名(H29年度 486名、H28年度 517名)
同時出願者数315名で、過去最高だった。

・受験者数
第1回 469名(H29年度 453名、H28年度 434名)
第2回 312名(H29年度 269名、H28年度 274名)

・合格者数
第1回 231名(H29年度 241名、H28年度 261名)
第2回  98名(H29年度  74名、H28年度  44名)

・入学率(入学者数÷合格者数)
第1回 82.3%(H29年度 80.1%、H28年度 84.7%)
第2回 65.3%(H29年度 67.6%、H28年度 50.0%)

・合格最低点(400点満点)
第1回 236点(H29年度 214点、H28年度 223点)
第2回 267点(H29年度 254点、H28年度 255点)

・入学者数
254名(H29年度 243名、H28年度 243名)

各科目より
国語
・入試の特徴
文章量は、文学的文章と説明的文章を併せて8000字前後。
すべて記述式の解答
・入試問題の構成
1.文学的文章
・物語の設定を確認する問題
・表現や心情を読み取る問題
・物語のテーマに関する問題
2.説明的文章
・話題に関連した問題
・テーマに関わる問題
・筆者の考えや問題提起を問う問題
3.漢字の書き取り
・教育漢字より5題
・入試で見たい力
 受信する力
 まとまった文章を読み、情報の整理をしたり、相手のメッセージを読み取ったりする力
 発信する力
 理解したものを再構成し、自分で表現する力
 文章読解力
 記述力、語彙力
・採点方法
「要素」「加点」方式
要素としている事柄が入っていれば加点していく。
部分点あり。
・設問作成で意識していること
場面展開を意識した問いになっている。
問いは、後の問いのヒントになっている。
設問は、展開・変化をつかむヒントになる。
・記述問題の学習法@
 =国語の基本的な勉強法
色々なジャンルの本を読む。
※時代・空間・世代が違う作品
その内容を誰かに説明する。
場面ごとの「構成」を図式化する。
「図式化」したものを文章化する。
全体の「あらすじ」「要点」を五十字〜百字程度でまとめる。
・記述問題の学習法A
 =「練習」が必要
 解くときは
  解答は本文の中の表現から根拠を探しながら作る。
  自分の解答を声に出して読む。
  (一回で読める文章にすることをめざす。)
 解き終えたら
  過去問を解き、事例集を見ながら要素ごとの採点をする。
  正解の文章と照らし合わせる。解答例を書き写す。

・国語力とは「論理的読解力」
 基礎 文章を正しく読み取ることが学習の基礎になる。(=受信・情報の整理)
 まとめ 幅広い分野の知識があって、はじめて文章が読み取れる。
 基本は国語力(論理力)

合否の差が特に大きかった問題(正答率)
第1回 三 (5) 差 19.4% 漢字の書き取り「品行方正」
第2回 三 (3) 差 18.6% 漢字の書き取り「貸借」

算数
・8題程度
全問記述式
・問題の構成
 計算問題(2018年度から)
代数の定番(人数、お金、個数など)
速さと時間
図形 平面図形(角度、線分の長さ、面積)、立体図形(表面積、体積)、点の移動
場合の数、演算記号、数の規則性
グラフの読み取り、グラフの利用

2019年度について
・出題形式(途中の記述)は例年通り
・鴎友の定番 特に比と割合 平行四辺形 速さ
・読解力と分析力
・最後まであきらめない

合否の差が特に大きかった問題(正答率)
第2回 3 差 35.2% 売買損益
第1回 8(1) 差 32.1% 速さ(グラフ)
第1回 8(2) 差 31.4% 速さ(グラフ)
第2回 7(1) 差 30.1% 速さ(グラフ)

社会
出題コンセプトと求める解答
・基礎知識を問う問題
 これまでの学習量を測る
・与えられた情報に自分の知識を組み合わせて答える問題
 学習の深まりを測る
  ↓
・要素が不足することなく入った解答
・題意に沿った解答

社会学習におけるポイント
@基礎・基本を大切にする
 ・作図・読図 手を動かす作業に慣れる
 ・歴史事項の把握 いつ、どこで、誰が、何を? 出来事の順番・因果関係
 ・日本国憲法 基本的な条文をおさえる
 ・基本用語 自分の言葉で説明できるか?

A問題文を正確に読み取り、的確に答える
 写真、グラフ・史料など資料に触れる
 → 初見の資料でもあわてずに対応

2019年度に向けて
 「基礎を確実に固める」
<記述問題に答えるときの注意事項>
・問われていることに対応しているか?
・主語と述語が結びついているか?
・誤字や文法的におかしな表現はないか?

合否の差が特に大きかった問題(正答率)
第2回 2問7 差 32.9% 神奈川県にある関所の名前
第2回 2問8 差 26.4% 酒田が東西航路の拠点として発展した理由
第2回 2問9 差 24.6% 藩から県になる過程の藩・県の名前
第2回 2問4 差 24.3% 律令政治における地方を統治するしくみ

理科
鴎友学園の理科が受験生に求めるもの
・基本的な知識を使う力
・情報を整理する力
・考えたことを表現する力
学習する際に心がけて欲しいこと
・基本的な知識をしっかり身につける。
・問題文を丁寧に読む習慣をつける。
・自分が何をしようとしているのか分かるように、整理して書く。
・グラフは意味を考えながらかく。

合否の差が特に大きかった問題(正答率)
第1回 4問6 差 40.3% 地震の発生時刻
第2回 4問6 差 36.9% グラフが示す南中高度の値
第1回 4問5_S波 差 36.5% S波の速さ
第1回 4問7 差 33.2% 緊急地震速報からS波が到達するまでの時間

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説明会会場の様子です。

2018年度大学受験結果(合格者数)
・国公立大…92名(H29年度94名)
東京大6名、一橋大4名、東工大6名、東京医科歯科大1名、東京外語大7名、お茶ノ水女子大10名、東京藝術大2名、東京農工大6名、東京学芸大3名、東京海洋大2名、電通大2名、首都大東京7名、横浜国立大6名、千葉大4名、筑波大4名、横浜市立大2名、北海道大2名、東北大3名、大阪大1名 等 
・私立大
早稲田大59名、慶應義塾大58名、上智大48名、東京理科大62名、ICU10名、明治大101名、青山学院大33名、立教大84名、中央大36名、法政大32名、学習院大6名 等
卒業生数 220名(H29年度259名)

 最後に、学校説明会詳細はこちら)は第1回が5月19日(土)10:00〜11:3014:00〜15:30にあります。学校説明会は予約制(第1回は予約受付中)になります。また、オープンキャンパス7月7日(土)9:30〜15:30に行われます。

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