今回は理科関連の時事問題のうち、自然災害、他を掲載します。それでは、いつものように簡単なテストで確認してみましょう!!
「重大ニュース2021 その6:理科関連の時事問題その2 問題」
@2021年7月1日、西日本から東日本にかけて、停滞する前線によって、東海地方から関東地方南部を中心に記録的な大雨となりました。この大雨により、7月3日10時半ごろ、熱海市で土石流が発生し、大きな被害が出ました。この土石流の被害にあった熱海市は何県の都市ですか。次のア〜エから選びなさい。
ア:神奈川県
イ:山梨県
ウ:静岡県
エ:長野県
A災害が発生したとき、災害発生の危険度と、とるべき避難行動を、住民が直感的に理解するための情報のことを「警戒レベル」といいます。以前はある「警戒レベル」のとき、「避難勧告(ひなんかんこく)」、「避難指示(ひなんしじ)(緊急)」の2種類がありましたが、2021年5月20日から「避難指示」で統一されました。この必ず避難しなければならない、「避難指示」が出される警戒レベルはいくつのときですか。次のア〜エから選びなさい。
ア:警戒レベル5
イ:警戒レベル4
ウ:警戒レベル3
エ:警戒レベル2
B2021年の夏、ある都道府県では記録的な暑さとなりました。8月7日には、「小平町達布(おびらちょうたっぷ)で38.7度を記録し、8月としてのこの都道府県の最高気温を更新しました。7月にも最高気温を更新し、2か月連続で最高気温を更新しました。この都道府県を次のア〜エから選びなさい。
ア:北海道
イ:東京都
ウ:大阪府
エ:沖縄県
C昨年は台風の上陸が12年ぶりにありませんでした。2021年は3個上陸しましたが、そのうち7月に上陸した台風8号は、変則的な進路をとり、ある都道府県に初めて上陸しました。この台風8号が7月に上陸したある都道府県を次のア〜エから選びなさい。
ア:福島県
イ:宮城県
ウ:岩手県
エ:青森県
D2020年、関東甲信地方で運用されていた「熱中症警戒アラート」が、2021年4月より、全国で運用が開始されました。「熱中症警戒アラート」とは、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとるための情報のことです。「熱中症警戒アラート」を発表する基準は、「暑さ指数(WBGT)」ですが、「暑さ指数」がいくつ以上になると予測された日に発表されますか。次のア〜エから選びなさい。
ア:25
イ:28
ウ:31
エ:33
成績はいかがでしたか? 大雨に関しては、毎年被害が出ています。今年も「線状降水帯」などの用語も要チェックです。また、2016年の台風については、 重大ニュース2016 その6 も参考にしてください。
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「重大ニュース2021 その6:理科関連の時事問題その2 解答と解説」
@ウ・・・・・熱海市は静岡県の東側に位置する都市です。「令和3年7月伊豆山土砂災害(いずさんどしゃさいがい)」の被害は、家屋の半壊、または全壊が128棟、死者26名となる大きな被害となってしまいました。
Aイ・・・・・「警戒レベル」は1〜5まであります。政府は2019年の台風19号などの被害をふまえて、避難情報をわかりやすく改定しました。「警戒レベル4」が「避難指示」で統一されたことに加え、「警戒レベル3」が「高齢者等避難」に変更されました。
Bア・・・・・今年の北海道の夏は、記録的な暑さでした。7月に最高気温を更新した旭川市郊外の江丹別は、冬は寒さが厳しいところで、今年の最低気温を記録しているところです。また、札幌市では連続真夏日が18日連続となり、97年ぶりに更新しました。
Cイ・・・・・台風8号は、太平洋側から宮城県石巻市付近に上陸しました。東北地方に太平洋側から上陸するのは非常に珍しく、過去に1度、2016年の台風10号だけです。2016年の台風10号は岩手県大船渡市付近に上陸しました。
Dエ・・・・・「暑さ指数(WBGT)」の単位は「℃」ですが、「気温」の他に、「湿度」、「輻射(ふくしゃ)熱」を取り入れた指数となっています。同じ気温でも湿度が高いと熱中症になりやすいので、湿度の割合が高くなっています。「暑さ指数」が、21~25は「注意」、25~28は「警戒」、28~31は「厳重警戒」、31~が「危険」となり、運動は原則中止です。「暑さ指数」が33を超えると予想されるとき「熱中症警戒アラート」が発表されます。