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2011年05月06日
入試に良く出るカタカナ語その21
「ニ・ヌ・ネ・ノから始まるカタカナ語」
@ニーズ・・・・・国語の文章などに出てくるニーズ(needs)は需要、必要性、要求を表す言葉です。社会科で習うニーズ(NIES)は新興工業経済地域のことですから間違えないようにしましょう。
Aニヒリズム・・・・・虚無主義のことで、真理や既成の価値を否定する考え方です。
Bニュアンス・・・・・微妙な意味合いや感情を表す言葉です。「ニュアンスの違い」といえば「微妙な意味合いの違い」を指します。
Cヌガー・・・・・アンズ、クルミ、アーモンドなどの果実が入ったあめ菓子です。チョコレートのかかっていない「スニッカーズ」をイメージすると良いでしょう(笑)
Dネイチャー・・・・・自然、天然を表す言葉です。
Eネイティブ・・・・・「生まれつきの」という意味を表します。日本語で「ネイティブ」と使う場合には、「ネイティブ・スピーカー」(その言語を母国語としている人)の省略形で使うことが多いと思います。
Fネオン(サイン)・・・・・ネオン管を利用した広告・装飾・表示のことをいいます。
Gネガ(フィルム)・・・・・フィルムや感光板を使って撮影する、昔ながらの銀塩カメラでは、フィルムに焼き付けられる画像は本来の画像の逆(ネガティブ)になるため、こう呼ばれます。
Hネガティブ・・・・・否定的な、消極的な、反対の、負の、という意味を表す言葉です。反対語がポジティブになります。
Iネグレクト・・・・・無視すること、軽視すること、怠ることをいいます。日本では、主に保護者などが子どもや高齢者、病人などに対して必要な世話や配慮を怠ることを指します。
Jノウハウ・・・・・製品の開発・製造などに必要な技術や知識などの情報のことです。日本語では、「ものごとのやり方」や「実際的な知識」、「こつ」という意味で使われることが多い言葉です。
Kノーマル・・・・・標準の、普通の、という意味を表す言葉です。
Lノスタルジー・・・・・故郷や過去を懐かしむ気持ちのことです。
Mノミネート・・・・・候補として指名推薦することです。「アカデミー賞にノミネートされる」などのように使われます。
Nノルマ・・・・・一定時間・期間内に仕上げるべく割り当てられた仕事量のことを指します。もともとはロシア語で「半強制的に与えられた労働の基準量」を表す言葉です。
というわけで、受験生の皆さんはゴールデン・ウィークの宿題の「ノルマ」は達成できましたか?? ノルマが終わっていない人は週末は死に物狂いで頑張りましょう!!
2011年04月22日
中学入試に役立つ学習法:入試に良く出るカタカナ語その20
最近になって「主宰のブログ」の読者になった方のために、簡単に記事内容をご紹介しておくと・・・・・「中学入試に役立つ学習法」シリーズというのは、中学入試の国語や理科や社会の学習の基礎となる知識事項について、要点をまとめた記事や授業風に書いた記事から構成されていて・・・・・「主宰のブログ」を書き始めた当初、掲載数が多かった、教材をかねた記事です。
「主宰のブログ」を書き始めて半年間は1日あたりの読者数が数十人〜100人程度だったので、「つれづれなるままに、そこはかとなく、書きつくる」記事が多かったのですが・・・・・今では1日あたりの読者数が500人を下回ることがないため、記事内容がどちらかというと大人向け読者対象の堅い話ばかりで構成されていました。そこで多少原点に回帰して、生徒向けの記事も織り交ぜていこうと思いますので、お付き合いください(笑)
「ナから始まるカタカナ語」
@ナーバス・・・・・「神経質な、繊細な」という意味を表す英語で、論説文などで「ナーバスな問題」のように使われる言葉です。
Aナイーブ・・・・・「無邪気な、感じやすい」という意味を表す言葉です。英語で使うときには、「世間知らずな、幼稚な」という否定的な意味合いの強い言葉ですが、日本では、「繊細な」という意味合いで使われることが多いようです。
Bナイロン・・・・・繊維素材の一種で、耐水性・対摩擦・弾力性にすぐれた合成繊維です。登山に使われるザイルなどにも使われる丈夫な素材です。
Cナショナリズム・・・・・国家主義・民族主義を表す言葉で、国家・民族などが他からの圧力や干渉を排除して自己の統一・発展・独立を目指す思想や運動を指します。「資源ナショナリズム」のように複合語で使われることも多い言葉です。
Dナチズム・・・・・ナチス(ヒトラーが党首だった国家社会主義ドイツ労働者党の名称)の政治理念・政治体制を示す言葉で、反民主主義・反自由主義・偏狭な民族主義などの意味合いで否定的に使われる言葉です。
Eナノテクノロジー・・・・・ナノメートル(メートルの10億分の1)の大きさで扱う技術の総称です。1ナノメートルは1ミリメートルの100万分の1の大きさですから、いかに小さいかがわかりますね。
Fナフタレン・・・・・昔の防虫剤はナフタレンを主成分にしていで、衣替えの時期にタンスから出した衣服にはナフタレン臭がしたものでした(苦笑) 最近の防虫剤にはナフタレン臭がありませんが、昭和を舞台にした小説などにはときどき出てくる言葉です。コールタールを精製して作る、特有のにおいを持つ白い結晶で、常温で昇華する性質を持ちます。
Gナルシスト・・・・・自己陶酔者のことを指す言葉で、わかりやすくいえば、「うぬぼれ者」のことです(笑)
Hナレーション・・・・・映画やテレビで、画面外から情景や筋などを解説することです。ナレーションをする人のことをナレーターといいます。
Iナンセンス ・・・・・「意味の無いこと、ばかばかしいこと」を表す言葉です。
というわけで、大人の読者の方にとっては常識なのですが・・・・・教材を兼ねた小学生向けの記事ですから、そこはご容赦くださいませ(笑) よろしければ応援クリックをお願いいたします。
2009年01月06日
中学入試に役立つ学習法:入試に良く出るカタカナ語その19
タから始まるカタカナ語
@ターゲット・・・・・標的、的、目標のこと。
Aターニング・ポイント・・・・・変わり目、転機、分岐点、転換点、のこと。
Bターミナル・・・・・交通機関の拠点となる終着、始発駅などを指す。
Cターム・・・・・(限定された)期間、学期のこと。学術用語や専門用語のことも指す。
Dタイアップ・・・・・提携、協力のこと。
Eダイジェスト・・・・・要約、あらまし、概要のこと。
Fタイト・・・・・きつい、ぴったりとした、という意味の形容詞。タイトなスケジュールといえば、予定がびっしり詰まったきつい日程などを指す。
Gダイナミック・・・・・活動的な、精力的な、動的な、という意味の形容詞。
Hダイニング・・・・・食事のこと。ダイニングルームは食堂のこと。
Iタイムリー・・・・・適時な、タイミングの良い、という意味。
Jダイレクト・・・・・直接の、率直な、直接的な、という意味の形容詞。
Kダウンタウン・・・・・市の中心にある商業地域、繁華街のこと。反対語はアップタウン(山の手の住宅地)。
Lダウンロード・・・・・パソコン通信でホストコンピュータからプログラムやデータを端末機で受信すること。
Mタグ・・・・・下げ札、付け札、値札、のこと。
Nダスト・・・・・ちり、ほこり、ごみ、粉末、のこと。
Oタックス・・・・・税金のこと。タックス・フリー(免税)などのように複合語で使われます。
Pダビング・・・・・再録音、再録画、のこと。オーディオやビデオの内容をコピーすること。
Qタブー・・・・・禁忌、禁制、宗教上の慣習などで禁じられた物事のこと。元来はトンガ語。
Rダミー・・・・・模型、模造品、替え玉、身代わり、などのこと。
Sダンピング・・・・・採算を無視した安値で商品を安売りすること。短期間で海外市場に進出するため、国内の生産費や市場価格より安い価格で輸出すること。
というわけで、普段日常的に使われるカタカナ語ばかりですから、しっかり覚えましょう。それでは、また。
2008年12月29日
中学入試に役立つ学習法:入試に良く出る略語の覚え方その3
今回が入試に良く出る略語の覚え方の最終回です。全3回にわたって掲載した略語は、すべて予習シリーズの社会テキストで扱っている略語ですから確実にマスターしましょう。くどいようですが、略語の覚え方のルールももう一度記載しておきます。私自身は、中学入試時にこれをすべて原語(英語)で覚えたことによって、大学入試時にも略語で困ったことはありませんから、頑張って覚えましょう。なお、今回は余力のある人向けに、「さらに覚えておくと役立つ国際機関の略語」(>>詳しくはこちら)9語も同時掲載します。
略語の覚え方のコツ
@UNと書いてあれば、主に国際連合(United Nations:ユナイテッド ネーションズ)の略
AWと書いてあれば、主に世界(World:ワールド)の略
BJと書いてあれば、主に日本(Japan:ジャパン)の略
CIと書いてあれば、主に国際(International:インターナショナル)の略
DAと書いてあれば、主にアジア(Asia)かアフリカ(Africa)の略など。
覚えておくべき略語:その3
@ODA・・・・・オー・ディー・エー:政府開発援助(Official Development Assistance >>詳しくはこちら)のことで、オフィシャル(政府の) ディベロップメント(開発) アシスタンス(援助)となります。先進国の政府が発展途上国に対して、開発の援助や出資を行うことをいいます。南北問題(>>詳しくはこちら)とよばれる、先進国と発展途上国の大きな経済格差の問題を解消するための取り組みのひとつです。日本は多くの国際機関を通してODAを行っていますが、特にアジア開発銀行(ADB >>詳しくはこちら)に対しての出資比率は15.7%で、アメリカと同率1位の出資国となっています。
APCB・・・・・ピー・シー・ビー:ポリ塩化ビフェニル(polychlorinated biphenyl >>詳しくはこちら)のことで、ポリクロリネイティッド(ポリ塩化) ビフェニルとなります。塗料や機械の絶縁油として多く使われていましたが、ダイオキシンの種類のひとつで、毒性が強く発がん性物質だということがわかり、現在では製造・使用・輸入が禁止となっています。しかし、禁止される以前に作られたものに対しては使用状況が把握しきれていないため、古い公共施設の照明器具などに使われている可能性があり、政府はその把握に困っています。
BPKO・・・・・ピー・ケー・オー:国際連合平和維持活動(United Nations Peacekeeping Operations >>詳しくはこちら)のことで、ユナイテッド ネーションズ(国際連合) ピースキーピング(平和維持) オペレーションズ(活動)となります。世界各地で起きる紛争を平和的に解決するために、当事者たちに紛争解決を促す、国際連合の活動のひとつです。
CPKF・・・・・ピー・ケー・エフ:平和維持軍(Peacekeeping Force)のことで、ピースキーピング(平和維持) フォース(軍)となります。PKO(>>詳しくはこちら)に基づいて、各国から紛争解決のために派遣される軍部隊のことで、主に紛争中の調停や戦争犯罪調査、避難民の救援活動などを行っています。
DUNCTAD・・・・・アンクタッド:国連貿易開発会議(United Nations Conference on Trade and Development >>詳しくはこちら)のことで、ユナイテッド ネーションズ(国際連合) カンファレンス(会議) オン トレード アンド ディベロップメント(貿易と開発に関しての)となります。本部はスイスのジュネーブにあり、発展途上国の経済開発と南北問題の解消のための国際連合の補助機関です。会議は4年に1回、夏季オリンピックの年に開かれています。
EUNESCO・・・・・ユネスコ:国際連合教育科学文化機関(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization >>詳しくはこちら)のことで、ユナイテッド ネーションズ(国際連合) エデュケーショナル、(教育と) サイエンティフィック アンド(科学と) カルチュラル(文化の) オーガニゼーション(機関)となります。教育と科学と文化の発展と推進を目的とした国際連合の専門機関(>>詳しくはこちら)で、識字率(字を読む能力がある人の割合)の向上や義務教育の普及、世界遺産の登録と保護などを行っています。ユネスコ憲章(>>詳しくはこちら)の前文には「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」という言葉がありますね。
FUNEP・・・・・ユネップ:国際連合環境計画(United Nations Environment Programme >>詳しくはこちら)のことで、ユナイテッド ネーションズ(国際連合) エンヴァイランメント(環境) プログラム(計画)となります。環境問題に対しての国際協力を推進する、国際連合総会(>>詳しくはこちら)の補助機関です。1972年にスウェーデンのストックホルムで開かれた国際連合人間環境会議(>>詳しくはこちら)で採択された、「人間環境宣言」と「環境国際行動計画」のために設置されました。これまで多くの国際環境条約の交渉の主催をして成立させ、モントリオール議定書(>>詳しくはこちら)やワシントン条約(>>詳しくはこちら)などの環境条約の管理などをしています。本部はケニアのナイロビにあります。
GUNICEF・・・・・ユニセフ:国際連合児童基金(United Nations Children's Fund >>詳しくはこちら)のことで、ユナイテッド ネーションズ(国際連合) チルドレンズ(児童の) ファンド(基金)となります。当初は戦後の緊急援助で、子供を対象とした活動を行っていましたが、次第に発展途上国や戦争・内戦で被害を受けている国の子供の支援を中心に、「児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)」(>>詳しくはこちら)の普及活動もするようになりました。本部はアメリカのニューヨークにあります。日本も戦後は援助を受けていました。
HWHO・・・・・ダブリュー・エイチ・オー:世界保健機関(World Health Organization >>詳しくはこちら)のことで、ワールド(世界) ヘルス(保健) オーガニゼーション(機関)となります。国際連合の専門機関(>>詳しくはこちら)のひとつで、人間の基本的人権の一つである健康を達成するために設立されました。本部はスイスのジュネーヴにあります。
IWTO・・・・・ダブリュー・ティー・オー:世界貿易機関(World Trade Organization >>詳しくはこちら)のことで、ワールド(世界) トレード(貿易) オーガニゼーション(機関)となります。自由貿易の促進を目的として設立された国際機関で、常設の事務局がスイスのジュネーヴにあります。ウルグアイ・ラウンドにおいて、いままであったGATT(関税および貿易に関する一般協定 >>詳しくはこちら)を発展・解消させ、今のWTOとなりました。
さらに覚えておくと役立つ国際機関の略語
@EFTA・・・・・エフタ:欧州自由貿易連合(European Free Trade Association >>詳しくはこちら)のことで、ヨーロピアン(ヨーロッパ[欧州]の) フリー(自由) トレード(貿易) アソシエーション(団体[連合])となります。EU(欧州連合 >>詳しくはこちら)と同じように商品、サービス、人、資本の自由な移動ができる自由貿易地域で、現在はEUに加盟していない4ヶ国が加盟しています。
AESCAP・・・・・エスカップ:アジア太平洋経済社会委員会(Economic and Social Commission for Asia and the Pacific >>詳しくはこちら)のことで、エコノミック(経済) アンド(と) ソーシャル(社会) コミッション(委員会) フォー アジア アンド ザ パシフィック(アジアと太平洋の)となります。国際連合の経済社会理事会(>>詳しくはこちら)の5つの地域委員会のひとつで、アジアと太平洋地域の経済発展と社会開発のための調査や研究をしています。本部はバンコクにあります。栄養ドリンクのことではありませんので、念のため。
BFAO・・・・・エフ・エー・オー:国際連合食糧農業機関(Food and Agriculture Organization >>詳しくはこちら)のことで、フード(食料) アンド(と) アグリカルチャー(農業) オーガニゼーション(機関)となります。国連の専門機関(>>詳しくはこちら)のひとつで、世界の食料生産と分配に関して改善と生活向上を目的としています。2005年のトリインフルエンザ(>>詳しくはこちら)の問題で、予防や対策の勧告はこの機関から出されていました。本部はローマにあります。
CIBRD・・・・・アイ・ビーアール・ディー:国際復興開発銀行(the International Bank for Reconstruction and Development >>詳しくはこちら)のことで、ジ インターナショナル バンク(国際銀行) フォー リコンストラクション アンド ディベロップメント(復興と開発の)となります。本部はワシントンD.C.にあり、一般的には国際開発協会(>>詳しくはこちら)などとあわせて世界銀行(>>詳しくはこちら)と呼ばれます。国連の専門機関(>>詳しくはこちら)のひとつで、当初は第二次世界大戦後の各国の復興のために、現在では主に発展途上国の開発のために経済面での援助を行っています。
DIMF・・・・・アイ・エム・エフ:国際通貨基金(International Monetary Fund >>詳しくはこちら)のことで、インターナショナル(国際) マネタリー(通貨) ファンド(基金)となります。国連の専門機関(>>詳しくはこちら)のひとつで、通貨と為替相場の安定を目的とした機関です。本部はワシントンD.C.にあります。
EOAS・・・・・オー・エー・エス:米州機構(Organization of American States >>詳しくはこちら)のことで、オーガニゼーション(機関) オブ アメリカン ステイツ(米州の)となります。南北アメリカの平和と安全保障、紛争の平和的解決などを目的として設置されましたが、現在は最重要の問題を扱う場ではありません。
FOECD・・・・・オー・イー・シーディー:経済協力開発機構(Organization for Economic Cooperation and Development >>詳しくはこちら)のことで、オーガニゼーション(機構) フォー エコノミック クーペレーション アンド ディベロップメント(経済協力と開発の)となります。国際経済に関して協議するための国際機関(>>詳しくはこちら)で、現在加盟国は主に先進国によって構成されています。本部はフランスのパリにあります。
GOPEC・・・・・オペック:石油輸出国機構(Organization of the Petroleum Exporting Countries >>詳しくはこちら)のことで、オーガニゼーション(機構) オブ ザ ペトロリアム エクスポーティング カントリーズ(石油輸出国の)となります。石油産出国の利益を守るために産油国で設立され、石油の産出量調整や石油価格調整などを協議して行っています。
HWFP・・・・・ダブリュー・エフ・ピー:国際連合世界食糧計画(United Nations World Food Programme >>詳しくはこちら)のことで、ユナイテッド ネーションズ(国連) ワールド(世界) フード(食糧) プログラム(計画)となります。食糧難の国や天災などの被災国に対しての食糧援助などを行い、経済・社会の開発を促進する国連の機関です。
2008年12月23日
中学入試に役立つ学習法:入試に良く出る略語の覚え方その2
略語の覚え方のコツ
@UNと書いてあれば、主に国際連合(United Nations:ユナイテッド ネーションズ)の略
AWと書いてあれば、主に世界(World:ワールド)の略
BJと書いてあれば、主に日本(Japan:ジャパン)の略
CIと書いてあれば、主に国際(International:インターナショナル)の略
DAと書いてあれば、主にアジア(Asia)かアフリカ(Africa)の略など。
覚えておくべき略語:その2
@IAEA・・・・・アイ・エー・イー・エー:国際原子力機関(International Atomic Energy Agency >>詳しくはこちら)のことで、インターナショナル(国際) アトミック(原子) エナジー(力) エイジェンシー(機関)となります。本部はオーストリアのウィーンにあり、原子力の平和利用の促進をしている国際機関です。
AIC・・・・・アイ・シー:集積回路(Integrated Circuit >>詳しくはこちら)のことで、インテグレイティッド(集積) サーキット(回路)となります。電子機器などに使用され、複雑な回路を小さな一枚の半導体にまとめて作りこんだものを言います。現在のコンピューターやデジタル機器を支える主要な科学技術のひとつで、これによって機械の小型化などがすすみました。
BIOC・・・・・アイ・オー・シー:国際オリンピック委員会(International Olympic Committee >>詳しくはこちら)のことで、インターナショナル(国際) オリンピック コミッティー(委員会)となります。近代オリンピックを主催している団体で、本部はスイスにあります。IOCは国際機関(>>詳しくはこちら)ではなく、私的なボランティア団体であることに注意してください。
CILO・・・・・アイ・エル・オー:国際労働機関(International Labour Organization >>詳しくはこちら)のことで、インターナショナル(国際) レイバー(労働) オーガニゼーション(機関)となります。労働者の労働条件と生活水準の改善を目的とする専門機関(>>詳しくはこちら)で、国連最初の専門機関です。本部はスイスのジュネーヴにあります。
DJA・・・・・ジェー・エー:農業協同組合(Japan Agricultural Cooperatives >>詳しくはこちら)のことで、ジャパン(日本) アグリカルチュラル(農業の) クーペレイティヴズ(協同組合)となります。農協とよばれ、日本の農業者の協同組合です。正確にはJAとは、そのうちの全国農業協同組合中央会の組織する総合農協と呼ばれるグループを指します。農業の指導、流通支援に加え、農薬や機械の供給も行い、一見農業に関係していないような事業も幅広く行っています。
EJR・・・・・ジェー・アール:鉄道事業を行っている株式会社の総称であるJR(Japan Railways >>詳しくはこちら)のことで、ジャパン(日本) レールウェイズ(鉄道)となります。1987年に民営化された日本国有鉄道(>>詳しくはこちら)の業務のうち、鉄道事業を引き継いだ7つの株式会社の総称で、個別の会社ではJR東日本(東日本旅客鉄道)やJR西日本(西日本旅客鉄道)などがあります。
FJAS・・・・・ジャス:日本農林規格(Japanese Agricultural Standard >>詳しくはこちら)のことで、ジャパニーズ(日本の) アグリカルチュラル(農林) スタンダード(規格)となります。JAS法と呼ばれる、農林物の規格と品質表示に関しての法律にもとづいた、農・林・水・畜産物とその加工品の品質保証の規格のことです。この規格に合格した製品に、JASマークがつけられます。
GLNG・・・・・エル・エヌ・ジー:液化天然ガス(Liquefied Natural Gas >>詳しくはこちら)のことで、リクェファイド(液化) ナチュラル(天然) ガスとなります。気体である天然ガスを冷やして液体にしたもので、天然ガスを輸送や貯蔵する場合に液化させることによって、体積をすくなくしています。天然ガスを運ぶタンカーなどでは、天然ガスが液状で運ばれているということになりますね。
HNATO・・・・・ナトー:北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty Organization >>詳しくはこちら)のことで、ノース(北) アトランティック(大西洋) トリーティ(条約) オーガニゼーション(機構)となります。冷戦(>>詳しくはこちら)のなかで結成された、アメリカを中心とした軍事同盟です。冷戦中、西側諸国のNATOに対抗して東側諸国が結成したワルシャワ条約機構(>>詳しくはこちら)も覚えておきましょう。冷戦終結後、NATOは主に紛争の予防、危機管理を行っています。
INGO・・・・・エヌ・ジー・オー:非政府組織(Non-Governmental Organizations >>詳しくはこちら)のことで、ノン(非) ガヴァメント(政府) オーガニゼーション(組織)となります。民間人、民間団体のつくる国際的な機構や組織で、非営利組織を指します。主なものに、赤十字社連盟(>>詳しくはこちら)やYMCA(キリスト教青年会 >>詳しくはこちら)などがあります。
JNPO・・・・・エヌ・ピー・オー:非営利組織(Nonprofit Organization >>詳しくはこちら)のことで、ノンプロフィット(非営利) オーガニゼーション(組織)となります。利益を得ることを目的としない、社会的な事業を行っている組織を指します。日本では、特定非営利活動促進法(NPO法)という法律で認められたNPOはNPO法人となります。NPOとNGOは、どちらも民間の非営利組織ですが、一般的に国際的に活動しているものをNGOとよびます。
KNPT・・・・・エヌ・ピー・ティー:核拡散防止条約(Nuclear Non-Proliferation Treaty >>詳しくはこちら)のことで、ニュークリア(核) ノンプロリフェレーション(拡散防止) トリーティ(条約)となります。正式名称は『核兵器の不拡散に関する条約』で、核不拡散条約とも訳されます。核兵器をこれ以上広げないために、アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国の5ヶ国以外の核兵器保有を禁止する条約です。インド・パキスタンは核兵器を保有していて、この条約には加盟していません。核兵器の有無を明確にしていないイスラエルも加盟しておらず、北朝鮮は2003年に脱退しました。これに加盟している国は190ヶ国におよび、核兵器の保有・取得が禁止されています。