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2008年12月19日
中学入試に役立つ学習法:入試に良く出る略語(国際機関などのアルファベットの略称)の覚え方その1
略語の覚え方のコツ
@UNと書いてあれば、主に国際連合(United Nations:ユナイテッド ネーションズ)の略
AWと書いてあれば、主に世界(World:ワールド)の略
BJと書いてあれば、主に日本(Japan:ジャパン)の略
CIと書いてあれば、主に国際(International:インターナショナル)の略
DAと書いてあれば、主にアジア(Asia)かアフリカ(Africa)の略
覚えておくべき略語:その1
@APEC・・・・・エイペック:アジア太平洋経済協力(Asia-Pacific Economic Cooperation >>詳しくはこちら)のことで、アジア パシフィック(太平洋) エコノミック(経済の) コーポレーション(協力) となります。
AASEAN・・・・・アセアン:東南アジア諸国連合(Association of South-East Asian Nations >>詳しくはこちら)のことで、アソシエーション(連合) オブ サウス(南)イースト(東) アジアン(アジアの) ネーションズ(諸国:国の複数形)となります。
BATM・・・・・エー・ティー・エム:現金自動預け払い機(Automated Teller Machine >>詳しくはこちら)のことで、オートメーティッド(自動の) テラー(金銭出納) マシーン(機械)となります。
CAU・・・・・エー・ユー:アフリカ連合(African Union >>詳しくはこちら)のことで、アフリカン(アフリカの) ユニオン(連合)となります。ここでは、携帯電話会社のことではないことに注意しましょう。
DBSE・・・・・ビー・エス・イー:牛海綿状脳症(ぎゅうかいめんじょうのうしょう Bovine Spongiform Encephalopathy >>詳しくはこちら)のことで、ボーバイン(ウシ科の) スポンジフォーム(海綿状型の) エンセファロパシー(脳症)となります。牛の脳の中に空洞ができ、スポンジ(海綿)状になる病気です。2000年代初めにBSE問題(>>詳しくはこちら)が日本でも話題になり、それにともなって食の安全が見直されはじめました。
ECTBT・・・・・シー・ティー・ビー・ティー:包括的核実験禁止条約(Comprehensive Nuclear Test Ban Treaty >>詳しくはこちら)のことで、コンプリヘンシブ(包括的[広範囲な]) ニュークリア(核の) テスト(実験) バン(禁止) トリーティ(条約)となります。同じく核実験を禁止する条約であるPTBT(部分的核実験禁止条約 >>詳しくはこちら)と違って、こちらは地下の核実験も禁止されています。アメリカや中国、インドなどは批准していないことにも注意しましょう。
FEU・・・・イー・ユー:欧州連合(European Union >>詳しくはこちら)のことで、ヨーロピアン(欧州[ヨーロッパ]の) ユニオン(連合)となります。ヨーロッパの国家統合体のことで、加盟している国は現在27ヶ国(>>詳しくはこちら)です。EUに加盟している国のうち15ヶ国が共通の単一通貨としてユーロ(>>詳しくはこちら)を使用していることは有名ですね。
GGDP・・・・・ジー・ディー・ピー:国内総生産(Gross Domestic Product >>詳しくはこちら)のことで、グロス(総計の) ドメスティック(国内の) プロダクト(生産)となります。国家の経済規模を示す基準のひとつです。現在では、新しい基準としてGNI(国民総取得 >>詳しくはこちら)を統計上使用しています。
HGHQ・・・・・ジー・エイチ・キュー:連合国軍最高司令官総司令部(General Headquarters / Supreme Commander for the Allied Powers >>詳しくはこちら)のことで、ジェネラル(総) ヘッドクォーターズ(司令部) スプリーム(最高の) コマンダー(司令官) フォー ジ アライド パワーズ(連合軍の)となります。GHQの最高司令官はアメリカ陸軍のマッカーサー元帥(>>詳しくはこちら)だということは、中学受験生でなくとも知っていますよね。彼の指導によって、日本の民主化、非軍事化、教育改革が進められました。
IGNP・・・・・ジー・エヌ・ピー:国民総生産(Gross National Product >>詳しくはこちら)のことで、グロス(総計の) ナショナル(国民の) プロダクト(生産)となります。GNPも国家の経済規模を示す基準のひとつですが、GDPとの違いは、GNPは海外での生産活動分を含み、GDPは含まないということです。
2008年12月14日
中学入試に役立つ学習法:入試に良く出るカタカナ語その18
@ソウル・・・・・魂、霊魂、こころ、という意味。現代アメリカ黒人のポピュラー音楽である、ソウル・ミュージックの略語としても使う。
Aソーイング・・・・・裁縫、針仕事のこと。
Bソーサー・・・・・コーヒー茶碗などの受け皿、台皿のこと。
Cソーシャル・・・・・社会の、社会生活の、社交的な、という意味を表す形容詞。
Dソース・・・・・原因、根源、情報源、水源、音源などを指す言葉。この意味でのソース(source)と調味料のソース(sauce)は英語のつづりが違うことに注意。
Eソーダ・・・・・炭酸ナトリウムのことや苛性ソーダのことを指す。炭酸飲料水全般を指してソーダ水のことを言う。
Fソート・・・・・共通の性質や性格に基づいて分類すること。データをソートする、といえばコンピュータのデータを種類別に並べ替えて分類すること。
Gソーラー・・・・・太陽の、太陽光線を利用した、という形容詞。ソーラー・セルといえば、太陽電池のこと。
Hゾーン・・・・・地域、地帯、地区のこと。範囲という意味でも使う。
Iソケット・・・・・電球などの差込口のこと。
Jソサエティー・・・・・社会、社交界、協会、学会などを指す言葉。
Kソテー・・・・・少量の油で焼いたり炒めたりする調理法や料理のこと。
Lソナー・・・・・音波を利用して、水中の物資までの距離や方向を測定する装置のこと。
Mソフィスティケート・・・・・趣味や態度などが都会的で洗練されていること。
Nソフトフェア・・・・・コンピュータを利用するために必要となるプログラムや技術のこと。反対語がハードウェアで、機械部分のことを指す。
Oソフト・ドリンク・・・・・アルコール分や炭酸を含まない飲料のこと。ジュースなど。
Pソムリエ・・・・・ワイン専門の給仕のこと。ホテルやレストランで客の求めに合ったワインや料理に合ったワインを選ぶ専門家のこと。
Qソリッド・・・・・固形の、ずっしりした、という意味の形容詞。
Rゾル・・・・・流動性のあるコロイド溶液のこと。反対語がゲル。
Sソルジャー・・・・・兵士のこと。特に陸軍で、将官ではない兵士、下士官のこと。
ということで、D、F、Nはコンピュータの基本用語ですね。QやRは化学用語ですが、薬などの製品特徴を表す説明には良く使われるので覚えておきましょう。それでは、また。
2008年12月08日
中学入試に役立つ学習法:入試に良く出るカタカナ語その17
@セーブ・・・・・助ける、救援する、節約する、蓄える、という意味の言葉。
Aセオリー・・・・・理論、定説、学説のこと。
Bセクション・・・・・会社や会議、団体などの部門や課を指す。地区・区域・区画なども指す。
Cセクター・・・・・部門、分野のことを指す。第三セクターといえば、国や地方公共団体(第一セクター)と民間企業(第二セクター)の共同出資による事業体を指す。
Dセッション・・・・・もともと会議、議会などの会期・期間などを指す言葉。ジャズなどで演奏者が即興的に集まって演奏することやコンピュータのアプリケーション・プログラムの開始から終了までの作業のことも指す。
Eゼネコン・・・・・ゼネラル・コンストラクターの略語で、総合建設業者、大手建設会社のこと。
Fセミ・・・・・名詞などの接頭語として使われ、半分、準などの意味を加える言葉。セミ・ドキュメンタリーといえば、記録映画(ドキュメンタリー)に劇的な要素を加えて製作された作品を指す。
Gセミナー・・・・・英語ではセミナー、ドイツ語ではゼミナール。大学の演習形式の授業や大学の研究室、研究会や講習会のことを指す。
Hセラピスト・・・・・治療士、特に精神病患者などの社会復帰を専門に行なう人のこと。
Iセラミック(>>詳しくはこちら)・・・・・陶磁器、セメント、ガラス製品の総称。
Jセル・・・・・もともと小さい部屋という意味で、細胞、電池、表の小さなマスのことなどを指す。セルロイドの略語としても使う。
Kセルフ・・・・・自分自身の、自動の、という意味を表す言葉。セルフサービス、セルフタイマー、セルフケアなどのように使う。
Lセレクション・・・・・選抜したもの、選出された人などを指す言葉。動詞がセレクト。
Mセレモニー・・・・・儀式、式典のこと。
Nセンサー・・・・・感知器のこと。
Oセンス・・・・・感覚、知覚、良識、分別などを指す言葉。
Pセンセーション・・・・・世間の耳目を集めるような事件や事柄のこと。大騒ぎ、興奮、大評判。形容詞がセンセーショナル。
Qセンター・・・・・中心、中央、真ん中のこと。中心地のことも指す。
Rセンチメンタル・・・・・感じやすく涙もろい様子。感傷的な、という形容詞。
Sセントラル・・・・・中央の、中心の、という意味の形容詞。名詞がセンター。セントラル・ヒーティングといえば、集中暖房方式(建物の一箇所にボイラーなどの熱源を設け、そこから各部屋を暖房するシステム)のこと。
今回は、A、B、C、D、I、M、O、P、Rなどの意味に注意しましょう。また、Cに出てくる第三セクターの意味は必ず覚えておきましょう。それでは、また。
2008年12月02日
中学入試に役立つ学習法:入試に良く出るカタカナ語その16
@スキル・・・・・熟練、技能、特殊な技術、のことです。
Aスクラップ・・・・・新聞・雑誌などの記事を切り抜くこと、鉄やその他の金属の切り屑や廃品のこと。
Bスクロール・・・・・コンピュータなどのディスプレイの画面を上下・左右に動かして必要とする情報を見る操作のこと。
Cスケール・・・・・規模のこと。長さ・重さ・角度などを測る器具や目盛のこと。
Dスコール・・・・・熱帯地方に特有の激しいにわか雨のこと。
Eスタッフ・・・・・部員、職員、関係者などを指す。
Fスタンダード・・・・・標準、正統的な、常識的な、という意味の言葉。
Gステータス・・・・・社会的地位、身分のこと。
Hストック・・・・・在庫、日用品などの蓄え、株式のこと。
Iストライキ・・・・・同盟罷業のこと。何らかの要求を掲げて仕事や学校を休む一斉行動のこと。略語がスト。
Jストライプ・・・・・縞模様のこと。スターズ・アンド・ストライプスといえば、アメリカ合衆国の星条旗のこと。
Kストレス・・・・・精神的・感情的な緊張や刺激のこと。またはそれらの刺激に対する心身の防衛反応や精神的抑圧感。
Lスパン・・・・・ある一定の期間、時間的な幅を指す。
Mスピーチ・・・・・演説、談話など人前でする話のこと。
Nスピリット・・・・・精神のこと。フロンティア・スピリットといえば、開拓者精神のこと。
Oスペア・・・・・予備、替えのこと。
Pスペック・・・・・機械や建物の仕様書、明細書を指す。スペックを調べるといえば、機械の仕様(性能)の詳細を調査することを指す。
Qスポンサー・・・・・出資者、後援者、広告主などを指す。
Rスラング・・・・・俗語のこと。特定の社会階層や仕事の仲間の間だけに通用する言葉のこと。
Sスローガン・・・・・団体・政府・党派などが、その主義・主張を端的に表した標語のこと。
というわけで、本来はもっとあった重要語をかなり絞りました。国語の文章や新聞記事でよく見かける重要語ばかりですから、きちんと意味を確認しておきましょう。それでは、また。
2008年11月30日
中学入試に役立つ学習法:社会編その14(経済の話その6)
前回は南米で発見された銀を資金源としてスペインが富強となったが、やがてイギリスがスペインにとって代わるようになる、という話をしました。世界的な覇権の流れを見ると、スペイン⇒オランダ⇒イギリス⇒アメリカ合衆国と移って行きます。
シュサイ:「前回は、南アメリカのボリビアのポトシ銀山が発見されたことで、スペインが「太陽の沈まぬ国」として繁栄したというお話をしたね。そして、スペインが銀に頼るあまり、国内産業の育成を怠って、やがて覇権から滑り落ちたことも話したね。スペインはネーデルラントの独立運動で打撃を受けたから衰退したんだけれど・・・・・当時スペインには無敵艦隊(>>詳しくはこちら)と呼ばれる最強艦隊があって、これを破って勝つのは至難の業といわれていた。これを破ったのがイギリス海軍だった。これらスペインとイギリスの海戦を無敵艦隊の名にちなんで、アルマダの海戦(>>詳しくはこちら)と呼ぶんだ。」
C君:「たしか、そんな話だったな。」
シュサイ:「キミたちにとってはピンとこない話が多いとは思うけど・・・・・漫画「世界の歴史」を読むと流れがわかることがあるように、こういう話を下敷きにしたマンガを読んで理解を深め、世界史に興味を持つことも大事だよ。」
B君:「・・・・・というと?」
シュサイ:「たとえば、フランス革命を題材にしたマンガって何か知ってる?」
A子:「もしかして、ベルばら?」
シュサイ:「そう。池田理代子作の「ベルサイユのばら」(>>詳しくはこちら)だ。もちろんフィクションだけど、ある程度の歴史的背景を頭に入れるためにはマンガは有効だよ。ちなみに、このスペインとイギリスの戦いをマンガにしたものでは、青池保子作の「七つの海七つの空」(>>詳しくはこちら)、「エル・アルコン-鷹-」、「テンペスト」があって、いずれもなかなか面白いよ。これらの話は宝塚歌劇団で上演されているから・・・・・「ベルばら」しかり、「エル・アルコン-鷹-」しかり、原作が面白いことは証明ずみだということだろう。また、同じく青池保子作の「アルカサル-王城-」は中世スペインの話で、これも面白いから、受験が終わったら読んでみるといいよ。」
C君:「先生ってマンガよく読むの?」
シュサイ:「面白いマンガはね。他にも大和和紀作の「あさきゆめみし」(>>詳しくはこちら)などは、源氏物語のあらすじを理解するには良いと思うよ。麻生首相じゃないが、個人的は「ゴルゴ13」もおすすめだけどね。あれはマンネリ化を避けるために、ベースとなる話をいろいろな脚本家に依頼して、かなり最近の事情を取り入れた話にしているから。」
B君:「ふ〜〜ん、そうなんだ。」
シュサイ:「さて、とにかく16世紀〜18世紀のヨーロッパは、「出る杭は打たれる」というヤツで、スペインVSオランダ、フランスVSイギリス、イギリスVSスペイン・フランス連合、そしてプロイセン(ドイツ)やオーストリア、ロシアなどまで入り乱れて、戦いの連続だった。ナポレオンもこの頃の人物で・・・・・いろいろと面白い逸話も多いんだが・・・・・経済の話に絞るのがテーマだから、ちょっと時代を戻して1600年の話をしよう。」
B君:「1600年というと、関が原の戦いですか?」
シュサイ:「日本では関が原の戦いが起きた1600年に、イギリスが「東インド会社」(>>詳しくはこちら)を設立するという世界史上での重要事項が起こった。そしてオランダも1602年に「東インド会社」(>>詳しくはこちら)を設立した。」
C君:「国が会社を作ったの??」
シュサイ:「当時の会社という概念と今の会社という概念はかなり違うんだ。会社には、株式会社や有限会社(特例有限会社)、合名会社、合資会社、合同会社があるんだが・・・・・詳しいことはさておき・・・・・一般的に会社といえば株式会社のことを指すが、世界で初めての株式会社はオランダ東インド会社だといわれているんだ。つまり、投資をして利益が上がったら株主に利益を分配するというしくみはこの頃に生まれたということだね。」
B君:「なるほど。官営会社みたいなものですね。」
シュサイ:「そういうことだね。日本だって、八幡製鐵所(>>詳しくはこちら)は初めは明治政府の殖産興業政策の一環として官営製鐵所として作られ、その後民間に払い下げられたでしょ。つまり、何のかんの言っても、政治と経済は切っても切れない関係なのさ。というわけで、時間がきたから、東インド会社以降の世界経済情勢の変化は次回にまわすとしよう。」
というわけで、東インド会社の設立以降の世界経済情勢の変化と覇権の変化は次回で詳しく見ていくことにします。上記のマンガ以外では、NHKの「その時歴史が動いた」(漫画版)(>>詳しくはこちら)なども面白いのでお勧めです。それでは、また。