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2010年11月04日

中学受験の歩き方:過去問とのタイムラグその7

 今日は、「過去問への取り組み方のコツC 算数を早い時期に演習する場合には得点が伸びないことを考慮する」についての最終回、共学校の算数の出題形式についてです。

 首都圏の共学校は千葉県・埼玉県・茨城県に多く、東京都の共学私立中は、大学付属校を除けば四谷大塚の偏差値50を切る私立中学校がほとんどです。

 したがって、

ア:共学校⇒千葉・埼玉・茨城の私立中⇒1月入試のため受験者が多い⇒バランス型の算数
イ:共学校⇒大学付属校⇒バランス型の算数
ウ:共学校⇒都内偏差値50以下の学校⇒バランス型の算数

 という3つの法則が成り立つため、難問型の算数を出題する学校は渋谷幕張中と早稲田実業中のみになります。なお、( )内の数値は、第1回の入試についての、四谷大塚第2回合不合判定テストの男子80%偏差値と女子80%偏差値ですので、出題の難度を推察する目安に利用してください。


@バランス型の算数を出題する首都圏の主な共学校

 筑波大附属中(男67、女70)
 慶應中等部(男66、女70)
 慶應湘南藤沢中(男64、女67)
 東京学芸大附属世田谷中(男63、女66)
 渋谷渋谷中(男60、女65)
 市川中(男60、女63)
 東邦大東邦中(男59、女62)
 東京学芸大附属竹早中(男59、女60)
 青山学院中(男57、女65)
 栄東(男57、女59)
 昭和秀英中(男57、女59)
 江戸川取手中(男56、女57)
 開智中(男56、女57)
 芝浦工大柏中(男54、女55)
 神奈川大附属中(男54、女55)
 専修大松戸中(男53、女55)
 法政大学中(男53、女55)
 中央大附属中(男52、女55)
 西武文理中(男52、女54)
 頴明館中(男52、女53)
 成蹊中(男51、女56)
 成城学園中(男50、女54)
 春日部共栄中(男51、女52)
 國學院久我山中(男51、女52)
 麗澤中(男50、女52)
 大宮開成中(男48、女49)
 茗渓学園中(男48、女49)
 獨協埼玉中(男47、女48)
 桜美林中(男46、女47)
 自修館中(男43、女44)
 千葉日大一中(男43、女43)
 常総学院中(男42、女42)
 浦和実業中(男41、女41)
 郁文館中(男37、女37)


A難問型の算数を出題する首都圏の主な共学校

 渋谷幕張中(男69、女70)
 早稲田実業中(男63、女68)


 3回に渡って算数の出題について書いてきたわけですが、難問型の算数を出題する中学校がかなり少ないことがわかると思います。したがって、難問型の算数を出題する中学校を受験する生徒は、同タイプの出題をする学校の過去問を選んで演習しておくと効果が上がります。逆にバランス型の算数を出題する中学校は非常に多いため、算数が苦手な生徒はバランス型の学校を低めの偏差値の学校から演習していくと良いでしょう。、また、同偏差値ならば、算数は女子校<共学校<男子校の順に難しくなっているのが一般的ですから、このことも頭に入れて算数の過去問に取り組むと良いでしょう。この記事が参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 中学受験の歩き方

2010年11月02日

中学受験の歩き方:過去問とのタイムラグその6

 今日は、前回に引き続き、「過去問への取り組み方のコツC 算数を早い時期に演習する場合には得点が伸びないことを考慮する」についてです。

 前回書いたように、算数の過去問ではバランス型の出題と難問型の出題があります。そして、前回は女子校の算数の出題傾向について書いたので、今回は男子校についてまとめてみます。一見してわかるように、大学付属系の中学校は、偏差値によらずバランス型の出題をします。また、難問型の出題をする学校は、大学受験が必須の上位男子校(駒場東邦中や武蔵中は受験校のカテゴリー)のみになります。したがって、これらを踏まえて志望校のライバル佼の過去問を消化し、算数の実力アップにつなげると良いと思います。

 ただし入試問題の出題傾向はあくまでも第1回目の入試に関するものですから、特別入試(算数選抜)などについてはもちろん傾向が異なります。なお、( )内の数値は、四谷大塚の第2回合不合判定テストの80%偏差値ですから、難度の目安にしてください。


@バランス型の算数を出題する首都圏の主な男子校

 慶應普通部(64)
 早稲田中(63)
 早大学院中(62)
 海城中(61)
 本郷中(61)
 立教新座中(60)
 芝中(59)
 立教池袋中(59)
 サレジオ学院中(58)
 学習院中(57)
 桐朋中(57)
 攻玉社中(56)
 逗子開成中(56)
 鎌倉学園中(55)
 東京都市大付属中(54)
 城北中(53)
 世田谷学園中(52)
 明大中野中(52)
 高輪中(50)
 成城中(49)
 法政第二中(49)
 城北埼玉中(48)
 城西川越中(47)
 獨協中(47)
 芝浦工大中(45)
 藤嶺学園藤沢中(44)
 日大豊山中(42)
 足立学園中(40)
 聖学院中(39)
 佼成学園中(38)


A難問型の算数を出題する首都圏の主な男子校

 筑波大附属駒場中(73)
 開成中(71)
 麻布中(67)
 栄光学園中(67)
 聖光学院中(67)
 駒場東邦中(65)
 武蔵中(63)
 暁星中(59)
 巣鴨中(53)   

 男子校の算数出題分析は以上です。次回は共学校についての出題分析について書いていきます。この記事が参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 中学受験の歩き方

2010年11月01日

中学受験の歩き方:過去問とのタイムラグその5

 今日は「過去問への取り組み方のコツC 算数を早い時期に演習する場合には得点が伸びないことを考慮する」について詳しく書いていこうと思います。

 算数の出題形式は、大雑把に言えば、計算問題、一行問題、文章題の応用問題、図形の応用問題の4種類になります。ところが偏差値の高い難関校ほど、このバランスが崩れ、応用問題に偏る学校が増えてきます。

 つまり、模試の問題は受験生全体の得点がバラつくように作成しますが、入試問題ではその学校を受験する受験生の得点がバラつくように作成するため、難関校ほど算数が難しいわけです。

 ただし、たとえ偏差値が高い中学校であっても、多くの受験生が受験する中学の入試問題はバランスを考えた出題となっている場合が多いので、偏差値のわりに簡単に思えたという場合もあります(この場合は合格ラインが高くなっているわけです)

 したがって算数の過去問に取り組む際は、バランス型の出題校で基礎力強化⇒難問型の出題校で応用力強化という順序で、それぞれのタイプで偏差値の低い学校から高い学校へと順に消化していくのが理想といえます。

 そこで、読者の皆さんのために大サービスして、バランス型の出題をする中学校と難問型の出題をする学校を挙げてみました(笑) ただし、女子校・男子校・共学校のすべてを書くとすごく長くなってしまうため、今回は女子校だけを扱い、次回に男子校と共学校を掲載することにしますのでご了承ください(笑)

 なお、( )内の数値は第2回四谷大塚の合不合判定テストの女子80%偏差値ですから、これを参考にしていただくとそれぞれのタイプ内での出題難度の目安になるかと思います。


@バランス型の算数を出題する首都圏の主な女子校

 女子学院中(68)
 フェリス女学院中(66)
 浦和明の星女子中(65)
 吉祥女子中(61)
 立教女学院中(61)
 横浜共立学園中(60)
 横浜雙葉中(60)
 頌栄女子学院中(59)
 鎌倉女学院中(59)
 湘南白百合学園中(59)
 淑徳与野中(57)
 東洋英和女学院中(56)
 大妻中(56)
 日本女子大附属中(56)
 香蘭女学校中(56)
 光塩女子学院中(55)
 共立女子中(53)
 品川女子学院中(53)
 富士見中(53)
 国府台女子学院中(53)
 東京女学館中(52)
 田園調布学園中(52)
 三輪田学園中(52)
 聖心女子学院中(51)
 清泉女学院中(51)
 カリタス女子中(51)
 江戸川女子中(50)
 実践女子学園中(48)
 跡見学園中(47)
 山脇学園中(47)
 女子聖学院中(42)
 十文字中(41)


A難問型の算数を出題する首都圏の主な女子校

 桜蔭中(71)
 豊島岡女子学園中(69)
 雙葉中(66)
 白百合学園中(64)
 学習院女子中(60)
 洗足学園中(60)
 鴎友学園女子中(59)
 晃華学園中(57)
 普連土学園中(53)


 以上のように、女子校の算数はバランス型の出題が多くなっています。もちろん、バランス型でも偏差値の高い学校ほど応用問題の問題数が多くなっているのが普通です。したがって、算数の応用問題が苦手な女子受験生の方は、これを参考にして過去問演習に取り組むと、得点力を上げる一助になると思います。この記事が参考になった方は、応援クリックをぜひお願いいたします!!
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 中学受験の歩き方

2010年10月29日

中学受験の歩き方:過去問とのタイムラグその4

 今日は「過去問への取り組み方のコツB 社会は直近3年分でよい」について詳しく書いていこうと思います。

 学校にもよりますが・・・・・社会の入試問題での出題分野は、大雑把にいうと歴史が30%、地理が25%、公民が20%、国際社会・世界地理に関する時事問題が25%ぐらいの割合が一般的です。

 そして模試などとは異なり、大問ごとの分野別出題よりも、歴史や地理や公民の融合問題としての出題が多く見られ、受験生の社会的関心度を重視する傾向があります。

 したがって、入試問題では昨今のニュースで取り上げられている話題を掘り下げた出題が多いため、3年以上前の出来事を主題とした設問を解いても意味が薄くなってしまいますし、小学生は古い話題のほうこそ知らないため正答率が悪くなります。つまり、一般的な参考書などで学習した知識は、融合問題を解くための基本事項であって、それを一問一答形式で答えさせるような問題は非常に少ないわけです。

 もちろん、麻布中・武蔵中・海城中・渋谷幕張中などの考察記述問題を出題する学校については多年度に渡って過去問演習を行い、記述力や考察力を高める訓練が必要となりますが・・・・・これらの学校以外では、古い年度の過去問演習をするよりは他校の直近の入試問題演習をしたほうが本番での得点に結びつくといってよいでしょう。

 では、どういった学習方法を採るべきか? そのコツを読者の皆さんにはこっそり教えましょう(笑)

 @各塾で出版されている時事問題テキスト(四谷大塚の「ニュース最前線2010」、サピックスの「重大ニュース2010」、栄光の「重大ニュース2011」など)で扱われているトピックスについて掘り下げて学習する(もうすぐ発売されるものが多いです)

 A志望校と類似した出題傾向の中学校の過去問演習をする(例えば地図の読図問題は、豊島岡女子中・本郷中・春日部共栄中などで毎年出題されています)

 Bご当地問題や修学旅行関係の出題に注意する(中学校の所在地近辺で社会問題となっていること(市や区のHPで検索すると良い)やその中学校が毎年修学旅行に行っている国や地域(学校のHPやパンフで調べると良い)の話など)

 C最近話題になっていることがらについては、それを扱っている他校の問題で対策する(出題校を調べるときは、日能研の社会の銀本(中学入学試験問題集)がオススメです)

 D志望校の解答形式には特に注意し、採点は親が行う(模試と異なり、人名や地名は漢字以外の解答はバツとする中学校はかなり多いです)

 このように、社会の過去問に取り組むときは、できるだけ親が事前に志望校の出題傾向などを調べておいて、入試対策を効率的に進め、残り少ない時間を他教科にまわすような工夫をしたほうが良いと思います。この記事が参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!
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2010年10月27日

中学受験の歩き方:過去問とのタイムラグその3

 今日は「過去問への取り組み方のコツA 国語は早い時期に数回分解いておく」について詳しく書いていこうと思います。

 国語の入試問題は、まず読解分野と知識分野に分かれます。そして
読解分野が、小説文の読解、説明・論説文の読解、随筆の読解、詩・短歌・俳句の読解に分かれます。

 もちろん知識分野も、漢字の読み書き、四字熟語、文法(助動詞の識別など)、季語や文学史などに分かれますが・・・・・入試対策がしやすい分野ですから、本格的な過去問対策が必要になるのは読解分野に限られます。

 さて、読解分野の各ジャンルについての過去問対策ですが・・・・・小説文の読解、説明・論説文の読解、随筆の読解が国語の3大ジャンルとなります。
詩・短歌・俳句に関しては、出題校が共立中・大妻中・跡見中・青山学院中などに偏るため、これらの中学校を受験しない場合には基本的に対策は必要としません。

 また、入試の出題形式は各中学校別にみた場合にはある程度一定しているのが普通です。

 一般的には、小説文の読解が1題、説明・論説文の読解が1題という出題形式が多く、読解分野で大問3題が課せられる中学校は、少ないといえます。

 逆に、
読解分野から大問1題しか出題しない学校は、麻布中、武蔵中、学習院女子中(小説文1題)や三輪田中(3大ジャンルのうちどれか1題)などで、これらの入試問題では深い読解力が求められるのと記述式解答が多いのが特徴です(三輪田中は記述式解答は少なめです)

 つまり
国語の入試問題では、各中学校の出題の特色が出やすく、記述式解答の字数や設問数も例年あまり変化が見られないため、時間を計って演習することで、出題傾向や出題形式を体に叩き込むことができるわけです。

 さらに、
特色のある出題(江戸川取手中の要約や麗澤中・芝浦工大柏中の描写記述問題など)をする学校の場合には、これらの解答形式に慣れておく必要があります。

 したがって、直近の数年分または数回分を除いて過去問演習をすることで、もっとも得点力が安定してくるのが国語なわけです。直近の数年分は、4科目全体の得点力を判断するときに必要となる場合がありますから、志望順位の高い中学の場合は、最後にやると良いとおもいます。

 なお、出題されている文章などから出題者の好みがわかるので(最新図書から出題するなど)・・・・・出題された文章に関しては、御父母の皆さんは注意を払うと良いでしょう。もちろん、記述の採点などを含め、採点は受験生本人にさせず、必ず御父母の皆さんが採点してください。その際、抜き出しミスや読みにくい字、日本語として意味のわからない文や主語のない文などについては、積極的に小言を言うようにしましょう(笑) この記事が参考になった方は応援クリックをお願いいたします!!
posted by 主宰 at 02:00| Comment(0) | 中学受験の歩き方